びゃくやこう【白夜行】
東野圭吾の長編推理小説。平成11年(1999)刊。第122回直木賞候補作品。迷宮入りした殺人事件に関わった少年と少女をめぐる悲劇を描く。舞台化、ドラマ化、映画化作品がある。
ふあんなうぶごえ【不安な産声】
土屋隆夫の長編推理小説。平成元年(1989)刊。人工授精をテーマとした作品。検事の千草泰輔を主人公とする推理小説シリーズのひとつ。
ふうじんちたい【風塵地帯】
三好徹の長編小説。昭和41年(1966)刊行。第20回日本推理作家協会賞受賞。インドネシアを舞台とする国際スパイ小説。
ふえふけばひとがしぬ【笛吹けば人が死ぬ】
角田喜久雄の短編推理小説。昭和32年(1957)、「オール読物」誌に掲載。翌年、第11回日本探偵作家クラブ賞(のちの日本推理作家協会賞)を受賞。
ふかのう‐はんざい【不可能犯罪】
推理小説などで、常識的な考え方では実行できないと思われる犯罪。密室殺人など。
ふくろうおとこ【フクロウ男】
朱川湊人の短編ホラー小説。平成14年(2002)、第41回オール読物推理小説新人賞を受賞した、著者のデビュー作。
ふしょくのこうぞう【腐蝕の構造】
森村誠一の長編推理小説。飛行機事故後に消息不明となった若き原子力科学者の行方を追う新妻の追跡行を描く。昭和47年(1972)刊行。第26回日本推理作家協会賞受賞。
ふ‐びん【不敏】
[名・形動] 1 機敏でないこと。また、そのさま。「小さい穴を、木村は—にして見付けなかったのである」〈鴎外・田楽豆腐〉 2 才知・才能に乏しいこと。また、そのさま。多く自分のことをへりくだって...
フー‐ダニット【whodunit】
《Who done it?の略。「だれがやったか」の意》犯人の解明を重視した推理小説。フダニト。→ハウダニット →ホワイダニット
ブルートレインさつじんじけん【寝台特急殺人事件】
西村京太郎の長編推理小説。昭和53年(1978)刊行。著者が得意とする鉄道ミステリーの第1作。寝台特急はやぶさを舞台に十津川警部が活躍する。ドラマ化もされている。