ロジスティック‐ほうていしき【ロジスティック方程式】
人口増加や生物の増殖過程を模式的に表した微分方程式。個体数の増加率が個体数に比例し、環境収容力を上限として増加率が減少する、時間を変数とする微分方程式となる。その解としてロジスティック曲線が得ら...
ロバチェフスキー【Nikolay Ivanovich Lobachevskiy】
[1793〜1856]ロシアの数学者。ユークリッド幾何学の平行線の公理を否定し、非ユークリッド幾何学を創始した。著「幾何学の新原理」「平行線理論に関する幾何学的研究」など。
ろんり‐がく【論理学】
正しい思考過程を経て真の認識に達するために、思考の法則・形式を明らかにする学問。伝統的なものはアリストテレスによって体系化され、スコラ学に受け継がれた形式論理学。現代においては記号と数学的演算を...
ワイ【Y/y】
1 英語のアルファベットの第25字。 2 〈Y〉《yen》日本の貨幣単位。円。記号は¥。 3 〈Y〉《yttrium》イットリウムの元素記号。 4 〈y〉数学で、xに次ぐ第2の未知数や、変数・座...
ワイアシュトラース【Karl Theodor Weierstrass】
[1815〜1897]ドイツの数学者。冪(べき)級数を用いて複素数が変数の場合の関数論を基礎づけ、また微分できない連続関数を発見。ワイエルシュトラス。
ワイル【Hermann Weyl】
[1885〜1955]ドイツの数学者。数学基礎論から理論物理学にわたる幅広い研究を行い、微分幾何学や群論を応用して相対性理論・量子力学の研究に貢献した。
わかんごううん【和漢合運】
江戸時代の数学者、吉田光由の著作「和漢編年合運図」の通称。正保2年(1645)刊行。
わ‐さん【和算】
古く中国から伝わり、江戸時代に関孝和(せきたかかず)らにより独自に発展した日本古来の数学。方程式論や行列式に相当する点竄(てんざん)術、円周率や円の面積を扱う円理など。明治維新のころまで隆盛。新...
わさん‐か【和算家】
日本古来の数学である和算の専門家。江戸時代から明治維新にかけて活躍した関孝和、建部賢弘、安島直円、会田安明らが知られる。
ワームホール【wormhole】
二つの離れた領域を直接結び付けるトンネルのような時空構造。アインシュタインの一般相対性理論における、重力場の方程式の解の一つとして、そのような時空構造が数学的に導かれ、「アインシュタインローゼン...