ヨーロッパのせいきまつ【ヨオロツパの世紀末】
吉田健一の評論集。18世紀以降のヨーロッパについて論じた近代文明論。「ユリイカ」誌に昭和44年(1969)7月から昭和45年(1970)6月まで連載。第23回野間文芸賞受賞。
らい‐しゃ【来者】
1 訪ねてくる人。⇔往者。「往者の便利は—の不便なり」〈福沢・文明論之概略〉 2 自分よりあとに生まれてくる人。後生。 3 将来のこと。⇔往者。
ラティウム【Latium】
イタリア半島中部、アペニン山脈とティレニア海との間にある、テベレ川流域の地方。古代ローマ文明の発祥地。
ラブナ【Labná】
メキシコ東部、ユカタン州にあるマヤ文明の遺跡。ユカタン半島北西部、州都メリダの南約90キロメートルに位置する。ウシュマルと同じく、プウク様式とよばれる複雑なモザイク装飾が施された宮殿やマヤ式のア...
ラ‐ベンタ【La Venta】
メキシコ南東部、タバスコ州にある遺跡。州都ビジャエルモサの西約120キロメートルに位置する。オルメカ文明の祭祀(さいし)のための施設として栄えたと考えられ、巨石人頭像などが見つかった。出土品の多...
ラベンタ‐いせきこうえん【ラベンタ遺跡公園】
《Parque Museo La Venta》メキシコ南東部、タバスコ州の都市ビジャエルモサにある公園。市街の北西郊に位置する。同州のオルメカ文明の遺跡ラベンタで見つかった巨石人頭像、翡翠(ひす...
ラマナイ【Lamanai】
中央アメリカ、ベリーズ北部にあるマヤ文明の遺跡。オレンジウォークの南約35キロメートル、ニュー川沿いに位置する。紀元前500年頃から16世紀まで栄え、数百におよぶ建築物の遺構が見つかっている。同...
り‐き【利器】
1 鋭利な刃物。鋭い武器。 2 便利な機械・器具。「文明の—」 3 すぐれた才能。「多々益々弁ずるの—ならんや」〈小林雄七郎・薩長土肥〉
りゃく‐ろん【略論】
[名](スル)簡略に要点だけを論じること。また、その論。「現代文明の病弊を—し」〈木下尚江・良人の自白〉
りゅうきょうしんし【柳橋新誌】
成島柳北の随筆。3編。明治7年(1874)初・2編刊。初編は幕末の江戸柳橋(やなぎばし)の花街風俗を描き、2編は明治維新後の柳橋を舞台に文明開化を風刺したもの。3編は発行禁止となり、序文だけが残る。