ふじ【藤】
1 マメ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。山野に自生し、つるは右巻き。葉は卵形の小葉からなる羽状複葉。5月ごろ、紫色の蝶形の花が総状に垂れ下がって咲く。豆果は秋に暗褐色に熟す。園芸品種が多く、棚作...
ふじ‐の‐まる【藤の丸】
1 藤の花を円形に図案化した文様。 2 紋所の名。二房の花を円形に描いたもの。上がり藤と下がり藤がある。
ふせん‐りょう【浮線綾】
1 文様を浮き織りにした綾(あや)。 2 文様の名。丸文で、内部を4分割し、唐花(からはな)を四方に配したもの。→臥蝶(ふせちょう)の丸
ふたえ‐おりもの【二重織物】
浮き織物の地文の上に別糸で縫取織(ぬいとりおり)をして文様を織り出したもの。
ぶどう‐からくさ【葡萄唐草】
葡萄の蔓(つる)に葉と房を配して連続させた唐草文様。
へきが‐こふん【壁画古墳】
石室内の壁面に絵や文様が描かれている古墳。
ヘリンボーン【herringbone】
《「ヘリングボーン」とも》V字形を縦横に連続させた文様。また、その織物。ニシン(herring)の骨に見立てて名づけられたもの。杉綾織。
ほうおう‐もん【鳳凰文】
鳳凰を文様化したもの。古来、瑞祥文(ずいしょうもん)として装飾・絵画などに用いられる。
ほうかくきく‐きょう【方格規矩鏡】
漢代から魏・晋代にかけて盛行した鏡の一。中央の鈕(ちゅう)を方格(方形の区画)が囲み、その外側にT・L・V字形の文様がある。この文様を定規とコンパスに見立てての名称で、四神や十二支を配したものが...
ほうそう‐げ【宝相華】
唐草文様の一種。唐草に、架空の5弁花の植物を組み合わせた空想的な花文。中国では唐代、日本では奈良・平安時代に装飾文様として盛んに用いられた。宝相華文。