ぶんこ【文庫】
文芸雑誌。明治28年(1895)8月創刊、明治43年(1910)8月廃刊。山県悌三郎主宰の投書雑誌「少年文庫」を前身とし、河井酔茗・伊良子清白・横瀬夜雨ら文庫派とよばれる多くの詩人を育成。
ぶん‐こう【文匣】
厚紙に漆を塗って作った手箱。書類や小物を入れるのに用いる。手文庫。
ぶんこ‐し【文庫紙】
数枚の紙をのりではり合わせたもの。白地のものは帳面の表紙に用い、また表面に彩色・模様などを施したものは反物・帛紗(ふくさ)・襟地などを包むのに用いる。ぶんこがみ。
ぶんこ‐ばん【文庫判】
本の大きさの一種。A6判。縦148ミリ、横105ミリ。文庫本に用いる大きさ。→判形2
ぶんこ‐ぼん【文庫本】
文庫判の出版物。元来は、安価で普及を目的としたもの。
ぶんこ‐むすび【文庫結び】
女帯の結び方の一。結んだ形が水平になるように結ぶもの。半幅帯でゆかたなどに、また袋帯で花嫁衣装の打掛の下に結ぶ。
ぶん‐ご【文語】
1 話し言葉に対し、文字に書かれた言葉の総称。書き言葉。文字言語。⇔口語。 2 文章を書くときに用いられる、日常の話し言葉とは異なった独自の言葉。特に、平安時代語を基礎にして独特の発達をとげた書...
ぶん‐ごう【文豪】
文学の大家。大作家。
ぶんご‐けい【文語形】
文語文の中で用いられる語形。主として活用語に用いる。例えば、動詞の「あり」「す」、形容詞の「速し」「美し」、形容動詞の「静かなり」「賑やかなり」など。⇔口語形。
ぶんご‐たい【文語体】
「文語2」を用いて書かれた文章形式。⇔口語体。