いちよう‐らん【一葉蘭】
ラン科の多年草。日本特産。中部以北の高山に自生。高さ10〜20センチ。茎の根元に広楕円形の葉が1枚だけ出る。初夏、淡い紅紫色の斑点がある淡緑色の花を1個開く。ひとはらん。
いっ‐けつ【溢血】
[名](スル)身体の組織内などに起こる、点状または斑状の内出血。「脳—」
一斑(いっぱん)を見(み)て全豹(ぜんぴょう)を卜(ぼく)す
《「晋書」王献之伝から》物事の一部を見てその全体を推し量る。一斑を見て全豹を知る。
いとまき‐ひとで【糸巻海星】
イトマキヒトデ科のヒトデ。潮間帯の岩礁にすむ。腕の切れ込みが浅く、体はほぼ五角形で、直径8センチくらい。背面は青緑色で中央に橙赤色の斑紋があり、腹面は橙色。
いなずま‐よこばい【稲妻横這】
ヨコバイの一種。体長は翅(はね)の先まで約4.5ミリで、全体が黄褐色。前翅に稲妻模様のような斑点がある。稲・麦などの害虫。→横這い3
い‐の‐しし【猪】
《「猪(い)の獣(しし)」の意で、「しし」は食肉用のけものをいう》偶蹄(ぐうてい)目イノシシ科の哺乳類。体長約1.4メートルで、首が短く、背面に黒褐色の剛毛がある。雄は犬歯が発達している。夜行性...
い‐もり【井守/蠑螈】
有尾目イモリ科の両生類。日本固有種。体長8〜13センチ。背面は黒褐色で、腹面は赤色に黒い斑紋がある。四肢は短くて、尾は大きく、左右に扁平。池・井戸などにすむ。あかはらいもり。あかはら。にほんいも...
いりおもて‐やまねこ【西表山猫】
ネコ科の哺乳類。原始的なヤマネコで、体長50〜60センチ。耳が丸く、体色は灰褐色で、暗褐色の斑点がある。森林にすみ、鳥・トカゲなどのほか、巧みに潜水して魚などを捕食。西表島にだけ生息し、昭和40...
いわせ‐の‐もり【岩瀬の森】
奈良県生駒郡斑鳩(いかるが)町竜田(たつた)付近にあった森。紅葉・ホトトギスの名所とされた。[歌枕]「神奈備の—の呼子鳥いたくな鳴きそ我(あ)が恋増さる」〈万・一四一九〉
いわ‐な【岩魚/嘉魚】
サケ科イワナ属の淡水魚。山間の渓流にすむ。日本産淡水魚の中で最も冷たい水を好み、ヤマメよりさらに上流にいる。全長約30センチ、暗褐色で多くの小朱点があり、体側に小判形の横斑が出る。美味。きりくち...