かれきなだ【枯木灘】
中上健次の長編小説。昭和52年(1977)刊行。同年の第31回毎日出版文化賞、翌昭和53年(1978)の第28回芸術選奨新人賞を受賞。紀州を舞台に、閉塞した血縁関係に支配される人々の愛憎劇を描く...
かんしょうのまちかど【感傷の街角】
大沢在昌の短編小説。昭和54年(1979)、第1回「小説推理」新人賞を受賞した著者のデビュー作。その後シリーズ化もされている。
き‐そく【気息】
1 呼吸。いき。「—をととのえる」 2 気持ち。気質。「西洋で新人と云われている連中は、皆—の通っている処があって」〈鴎外・青年〉
キッチン
吉本ばななの短編小説。昭和62年(1987)、第6回海燕新人文学賞を受賞。同作を表題作とする小説集は、昭和63年(1988)刊行。処女小説集ながらベストセラーとなった。
きぬのへんよう【絹の変容】
篠田節子による中編ホラー小説。平成2年(1990)、第3回小説すばる新人賞を受賞。著者のデビュー作。
気骨(きぼね)が折(お)・れる
あれこれ気を使って精神的に疲れる。気疲れする。「新人の教育は何かと—・れる」 [補説]「気骨」を「きこつ」と読むと、「信念を守りぬく強い意気」の意となる。したがって、「きこつがおれる」と読むのは誤り。
きゅう‐じん【旧人】
1 以前の人。また、古くからいる人。 2 原人に次ぎ、新人の前段階の化石人類。ネアンデルタール人などをさしたが、現在では、知能の進化程度を評価して現生人類(ホモサピエンス)に含めている。→猿人 ...
きゅう‐じんるい【旧人類】
従来通りの考え方や感じ方をする世代。新人類に対していう語。
き‐よう【起用】
[名](スル)今まで用いられなかった人を取り立てて用いること。「新人を主役に—する」
くうこう【空港】
深田祐介の小説。著者がデビュー前、群像新人文学賞に応募した作品。