きそ‐じ【木曽路】
中山道(なかせんどう)の、鳥居峠付近から馬籠(まごめ)峠に至る間をいう。奈良時代の初めに開かれ、江戸時代には贄川(にえかわ)宿から馬籠宿まで11宿が置かれた。木曽街道。 中山道の異称。木曽街道。
きそ‐だに【木曽谷】
長野県南西部、木曽川上流の渓谷。また、それに沿う地域。木曽桟道跡や、寝覚の床がある。
きそ‐の‐かけはし【木曽の桟】
⇒木曽桟道
きそ‐の‐ごぼく【木曽の五木】
木曽地方から産する5種の良木。ヒノキ・サワラ・クロベ・コウヤマキ・アスナロをさす。木曽五木。
きそふくしま【木曽福島】
長野県南西部、木曽郡の旧町名。現在は木曽町の一部。木曽谷の中心。もと中山道(なかせんどう)の宿駅で、木曽馬の産地であった。御嶽山(おんたけさん)の登山口。
きそ‐ぶし【木曽節】
長野県木曽地方の民謡。古くは「御嶽山(おんたけさん)節」とよばれたが、大正年間、盆踊り歌として全国に広まった。
き‐たがね【木鏨】
堅い木で作られたたがね。彫金で薄い金属板に凹凸をつけるのに用いる。
き‐たたき【木啄/木叩】
キツツキ科の鳥。全長46センチくらい。全体に黒で腹と腰が白く、雄では頭頂部とほおが赤い。東南アジア、朝鮮半島に生息。日本では対馬に生息したが、絶滅したとされる。
き‐だい【木鯛】
1 木彫りの鯛。正月など祝儀の際に掛鯛(かけだい)として用いる。 2 自在鉤(じざいかぎ)の上げ下げを調節する、魚形に彫った木。
き‐だち【木太刀】
1 木で作ったかたな。木刀。木剣。 2 白木のままの鞘(さや)の太刀。「出仕の時は木鞘巻の刀を差し、—を持たせけるが」〈太平記・三五〉