ござい・す【御座いす】
[動サ特活]《「ございやす」の音変化》 1 「ある」「いる」の意の丁寧語。ございます。「芸者しゅにおかよといふは—・せん」〈洒・一目土堤〉 2 (補助動詞)補助動詞「ある」の意の丁寧語。…でござ...
ごとうち‐ソング【御当地ソング】
歌詞に、地名・方言・その土地独特の風物などを織り込んだ歌。
ご‐ないしょう【御内証】
1 お暮らしむき。生活のごようす。「—は火の車」 2 「御内儀」に同じ。「御亭主はまだか。—は」〈洒・遊子方言〉 3 神仏などのおぼしめし。御意志。御心。「天道(てんたう)ノ—ニモ背キ参ラレウズ...
さきもり‐の‐うた【防人歌】
防人の詠んだ歌。また、その家族などが哀別の情を詠んだものをもいう。万葉集の巻14・巻20にみえ、多く東国方言を用いる。さきもりうた。
さけく【幸く】
[副]「さきく」の上代東国方言。「久慈川は—あり待て潮舟にま梶しじぬき我は帰り来む」〈万・四三六八〉
さっしゃ・る
[動ラ特活]《「さしゃる」の音変化》「する」の意の尊敬語。なさる。される。「つとめの請合引(うけあいひき)なら、必ず—・るな」〈洒・遊子方言〉 [補説]活用は助動詞「さっしゃる」に同じ。
さっしゃる
[助動][さっしゃら(さっしゃろ)|さっしゃり(さっしゃい)|さっしゃる|さっしゃる|さっしゃれ|さっしゃれ(さっしゃい)]《尊敬の助動詞「さしゃる」の音変化》上一段・上二段・下一段・下二段・カ...
さとび‐ごと【俚び言/俗び言】
世俗の言葉。俚言(りげん)。俗言。また、田舎びた言葉。方言。「手足のたゆきを、—にだるいと言ふ」〈玉勝間・八〉
さ‐ゆる【小百合】
「さゆり」の上代東国方言。「筑波嶺(つくばね)の—の花の夜床(ゆとこ)にもかなしけ妹そ昼もかなしけ」〈万・四三六九〉
しし【父】
《上代東国方言》父(ちち)。「月日(つくひ)やは過ぐは行けども母(あも)—が玉の姿は忘れせなふも」〈万・四三七八〉