よこ‐さま【横様/横方】
[名・形動]《「よこざま」とも》 1 横の方向。横向き。また、そのさま。「—に倒れる」 2 道理に合わないこと。また、そのさま。非道。「—な要求」
よこ‐ずっぽう【横外っ方】
「よこぞっぽう」の音変化。「人の—をはっつけては」〈中勘助・銀の匙〉
よこ‐ぞっぽう【横外っ方】
1 横っつら。頰(ほお)。また、そこを打つこと。「—張り曲げられるか」〈伎・色読販〉 2 横の方。「耳が—に付いてあると見ゆる」〈伎・吾嬬下五十三駅〉 3 的外れ。「坂三津をきいて高麗屋とほめる...
よさり‐つ‐かた【夜さりつ方】
《「つ」は「の」の意の格助詞》夜になる時分。夕方。ようさりつかた。「—、二条院へ渡り給はむとて」〈源・若菜下〉
よ‐ほう【四方】
1 四つの方角。しほう。〈日葡〉 2 四すみに角のある形。四角。「大きなる石の—なる中に」〈更級〉 3 周囲。しほう。〈ロドリゲス日本大文典〉 4 枡(ます)をいう女房詞。
よみ‐かた【読(み)方】
1 文字の発音のしかた。「—がわからない字」 2 文章などを読んでそれを理解するための方法。「小説の—」「地図の—」 3 (「詠み方」とも書く)歌などをよむ方法。 4 小学校における、国語教育の...
よ‐も【四方】
1 東西南北、また、前後左右の四つの方向。しほう。「—を見回す」「—の山々」 2 あちらこちら。また、いたる所。「美しきすみれの花束、きらきらと光りて、—に散りぼうを」〈鴎外・うたかたの記〉
よも‐やも【四方八方/四面八面】
しほうはっぽう。諸方。「名、—に流(し)けり」〈欽明紀〉
よる‐べ【寄る辺/寄る方】
頼みとして身を寄せるところや人。また、頼みとする配偶者。「—のない老人」「我が身の—と頼まむに、いと頼もしき人なり」〈源・玉鬘〉
らん‐ぽう【蘭方】
江戸時代、オランダから伝わった医術・薬学。「—医」