すじ‐か・う【筋違ふ/筋交ふ】
[動ハ四] 1 斜めに交差する。はすかいになる。「箸のいときはやかにつやめきて—・ひ立てるもいとをかし」〈枕・二〇一〉 2 斜めに向かい合う。「いかでかは—・ひ御覧ぜられむとて、なほ伏したれば...
すそ‐つき【裾付き】
1 衣服の裾のあたり。 2 長くのばした女性の髪の末のあたり。「髪、たけに三寸ばかり余りたる—」〈紫式部日記〉
すっぱり
[副] 1 鮮やかにものを切るさま。すぱっと。「—(と)切り落とす」 2 思い切りよく実行するさま。きっぱり。「—(と)タバコをやめる」 3 心中にわだかまりがなく、快いさま。さっぱり。すっきり...
すべり‐い・る【滑り入る】
[動ラ四]すべるようにして、そっとはいる。「やをら—・り給ひぬ」〈和泉式部日記〉
ずん【順】
「じゅん」の直音表記。「しか盃の—の来るを」〈紫式部日記〉
せい‐えい【盛栄】
商売などが、盛んになること。「本校今日の—は恐く見るに至らざる可し」〈菊亭香水・世路日記〉
せいそ‐どう【清暑堂】
「せいしょどう(清暑堂)」に同じ。「—の御神楽(かぐら)は御代の始めの御祈りなれば」〈中務内侍日記〉
せいヨハネびょういんにて【聖ヨハネ病院にて】
上林暁の中編小説。昭和21年(1946)「人間」誌に掲載。同年刊行の作品集「晩春日記」に収録。妻の入院生活を描いた私小説。
せつ‐よう【摂養】
[名](スル)からだに気をつけること。摂生。養生。「自愛—して寒暑を犯す事勿れ」〈菊亭香水・世路日記〉
ぜん‐く【前駆】
[名](スル) 1 《古くは「せんぐ」「ぜんぐ」とも》行列などの前方を騎馬で進み、先導すること。また、その人。さきのり。さきばらい。先駆。「あのかたのお召車らしいのが…—させながらお近づきになっ...