うち‐さわ・ぐ【打ち騒ぐ】
[動ガ四] 1 騒がしくする。「この女ども、—・ぎて」〈平中・一七〉 2 激しく動く。「嘆きつつ秋の御空(みそら)を眺むれば雲—・ぎ風ぞ激しき」〈和泉式部日記〉 3 心が動揺する。「后はなほ胸—...
うめづまさかげにっき【梅津政景日記】
秋田藩士梅津政景[1581〜1633]の日記。25冊。近世初期の秋田藩の政治・経済・社会を知る重要史料。
うるか・す【潤かす】
[動サ五(四)]干物や豆などを水に漬けて柔らかくする。「米を—・して置いて搗くのだと」〈長塚・旅の日記〉
え・う【酔ふ】
[動ハ四]《「よ(酔)う」の古形》 1 酒気が回る。「さばかり—・ひ給へる御心地にも」〈紫式部日記〉 2 気分が悪くなる。「かくの如くして行く程に、三人ながら—・ひぬれば」〈今昔・二八・二〉 3...
エゴ‐ドキュメント【ego document】
日記、手紙、自伝、私的な覚え書きなど、著者が自身のために書いた個人的な文書。
えどさんぷきこう【江戸参府紀行】
江戸時代初期に来日したドイツ人医師、ケンペルの著作「日本誌」の抄訳。元禄4年(1691)、元禄5年(1692)の2度、ケンペルが経験した江戸参府の旅に関する部分を抜粋・邦訳したもの。当時の日本...
え‐にっき【絵日記】
日々の出来事を絵に書き、文章を添えた日記。
エバ
《原題、(フランス)Eve》ペギーによる叙事詩。1913年発表。7500行を超える大作で、翌1914年マルヌの戦いで戦死した著者の遺作となった。
《原題、(フランス)Eva ou le jo...
エリセーエフ【Sergey Grigor'evich Eliseev】
[1889〜1975]ロシア生まれの日本学者。ハーバード大教授。1908年に来日し、東大に学ぶ。ロシア革命後はフランスに亡命・帰化。渡米後、エドウィン=ライシャワーやドナルド=キーンら多くの日本...
えん【艶】
[名・形動] 1 あでやかで美しいこと。なまめかしいこと。また、そのさま。「—を競う」「—な姿」 2 情趣に富むさま。美しく風情のあるさま。「月隈なくさしあがりて、空のけしきも—なるに」〈源・藤...