すぎ【杉/椙】
1 ヒノキ科の常緑大高木。高さ50メートル以上に達し、長寿。幹は直立し、樹皮は褐色で縦に裂ける。葉は小さい針状で、枝に密につく。早春、多数の雄花と球状の雌花とをつける。花粉は多量で広範囲に飛散し...
すぎ‐な【杉菜】
トクサ科の多年生のシダ。地下茎が長くはい、早春に節からツクシとよばれる胞子茎を、次いで栄養茎を出す。栄養茎は緑色で、高さ10〜30センチ、輪状に枝を出す。葉は退化し、鞘(さや)状。若い胞子茎は食...
すはま‐そう【州浜草】
ミスミソウの変種。葉の先は丸みを帯びる。早春、白色または紅紫色の花を開く。ゆきわりそう。《季 春》
スプリング‐エフェメラル【spring ephemeral】
温帯で早春の落葉樹の開葉前に姿を現し、落葉樹の葉の展開が終わる晩春には姿を隠してしまう植物や動物。カタクリやツマキチョウなど。
せっけい‐かわげら【雪渓襀翅】
クロカワゲラ科の昆虫。体長約1センチで細長く黒色、細長い3本の尾があり、翅(はね)はない。夏、本州中部山岳地帯の残雪上に現れ、平地でも早春に雪上でみられることがある。雪渓虫。
せつぶん‐そう【節分草】
キンポウゲ科の多年草。山の日陰地に生え、高さ8〜15センチ。茎の先に細かく裂けた葉がつき、早春、その中心に、萼(がく)が花弁状の白い花を1個開く。関東地方以西に分布し、石灰岩地によく生える。《季 春》
せん‐しゅん【浅春】
春の初め。早春。《季 春》
そう【早】
[音]ソウ(サウ)(呉)(漢) サッ(慣) [訓]はやい はやまる はやめる さ [学習漢字]1年 〈ソウ〉 1 ある時間の範囲で、はやいほう。「早期・早春・早朝・早晩」 2 通常の時期よりは...
たびらこ【田平子】
1 キク科の越年草。本州以西の田やあぜに生える。高さ約10センチ。葉はロゼット状で羽状に裂ける。早春、黄色い頭状花を開く。若葉はゆでて食用とする。春の七草のホトケノザは本種をさす。かわらけな。こ...
たむしば
モクレン科の落葉小高木。山地に生え、葉は細長い。早春、葉より先にコブシによく似た白い大きい花を開く。本州、四国、九州に分布。主に日本海側に多い。