しょく‐ゆう【食邑】
知行所(ちぎょうしょ)。采邑(さいゆう)。領地。「いずれも同じ美濃の国内に居所を置き、—をわかち与えられている」〈藤村・夜明け前〉
しょ‐こう【曙光】
1 夜明けに、東の空にさしてくる太陽の光。暁光。 2 物事の前途に見えはじめた明るいきざし。「解決の—が見えはじめた」
しょちゅう‐みまい【暑中見舞(い)】
暑中に、親戚(しんせき)・知人などへ安否を尋ねること。また、その手紙。暑中伺い。《季 夏》「腐り居る—の卵かな/子規」 [補説]現代では一般に梅雨明けから立秋前までのものとし、以降は残暑見舞いとする。
しょ‐てん【曙天】
明け方の空。暁天(ぎょうてん)。
しら・ける【白ける】
[動カ下一][文]しら・く[カ下二] 1 白くなる。色があせて白っぽくなる。「壁紙が—・ける」 2 興がさめて気まずい雰囲気になる。「座が—・ける」 3 具合が悪くなる。きまりが悪くなる。「実方...
しら‐じら【白白】
[副]《「しらしら」とも》 1 夜が明けて、だんだん明るくなっていくさま。「—と夜が明ける」 2 色の白いさま。また、白く見えるさま。「闇にくちなしの花が—(と)浮かぶ」 3 平気でしらばくれた...
しらじら‐あけ【白白明け】
《「しらしらあけ」とも》夜が明けようとして、空が次第に白くなりはじめること。また、そのころ。「夜の—に風に吹き曝(さら)されながら」〈谷崎・春琴抄〉
し‐らち【仕埒/為埒】
《為(し)て埒を明ける意》処置して決着をつけること。しまつ。「その—は、どうつけてくれる」〈万太郎・春泥〉
しら‐はえ【白南風】
梅雨が明ける6月末ごろから吹く南風。しろはえ。《季 夏》→黒南風(くろはえ)
しら・む【白む】
[動マ五(四)] 1 白くなる。特に、夜が明けて空やあたりが薄明るくなる。「東の空が—・む」「半ば—・みたる髪」〈鴎外・舞姫〉 2 興がさめる。しらける。「座が—・む」 3 衰える。「晴明が土御...