まい‐そう【昧爽】
明け方のほの暗い時。昧旦(まいたん)。「翌朝の—には早くも、シゼロンの山中に隠れ入りけり」〈竜渓・経国美談〉
ま‐く
《推量の助動詞「む」のク語法。上代語》…だろうこと。…しようとすること。「もみち葉の過ぎ—惜しみ思ふどち遊ぶ今宵は明けずもあらぬか」〈万・一五九一〉
まごめ【馬籠】
岐阜県中津川市の地名。北にある妻籠(つまご)とともに中山道の宿場町として繁栄。島崎藤村の「夜明け前」の舞台。
まさ‐め【正目/正眼】
自分の目でじかに見ること。まのあたり。「和魂(にぎみたま)荒魂兼ねそなわる健全な人の姿を今の—に視よとも言い」〈藤村・夜明け前〉
ま‐ひ【真日】
日の美称。「あぜといへかさ寝に逢はなくに—暮れて夕(よひ)なは来(こ)なに明けぬしだ来る」〈万・三四六一〉
まる‐もの【丸物/円物】
1 全部完全にそろっているもの。 2 演劇などの大道具のうち、本物のように立体的に作ったもの。平物(ひらもの)に対していう。 3 ひし形の板的(まと)に対して、円形の皮革製の的。 4 《裏表がそ...
まんちゅういん‐し【満中陰志】
《「中陰」は人の死後49日の期間。「満中陰」は49日目の忌明けの日を迎えること》仏式で、香典返しのこと。また、その表書きに記す言葉。関西で使う。
みかずき【箕被】
狂言。連歌に明け暮れる夫に愛想をつかした妻が、離縁のしるしの箕を被(かず)いて出ていこうとすると、それを見て夫が発句を詠む。妻は脇句でみごとに応じて、仲直りする。
みじか‐よ【短夜】
短い夜。夜明けの早い夏の夜。たんや。《季 夏》「—や毛むしの上に露の玉/蕪村」
み‐なお・す【見直す】
[動サ五(四)] 1 もう一度改めて見る。また、その結果気づいた欠点を是正する。「提出前に作文を—・す」「仕事の進め方を—・す」 2 それまでの認識を改める。「今回のことで新しい市長を—・した」...