なか‐むかし【中昔】
それほど遠くない昔。「—のことにやありけん」〈伽・鉢かづき〉
あと‐むかし【後昔】
⇒のちむかし
のち‐むかし【後昔】
茶摘みの2日目に摘んだ茶葉で製した抹茶の銘。本来、小堀遠州が織部好みの青みを帯びた色の茶を名付けたもの。製茶家では昔から「あとむかし」という。→初昔(はつむかし)
はつ‐むかし【初昔】
1 茶摘みの最初の日に摘んだ葉茶で製した抹茶の銘。本来、小堀遠州が従来の白みを帯びた色の茶を名付けたもの。「昔」を「廿一日」の合字とし、八十八夜前後の21日間の前半・後半に葉を摘んだものを初昔・...
はるかなくにとおいむかし【はるかな国、遠い昔】
《原題Far Away and Long Ago》英国の博物学者ハドソンの自伝。1918年刊。南米で過ごした少年時代を描く。
ひと‐むかし【一昔】
もう昔のことになったと感じられるほどの過去。「もう—も前の話だ」「十年—」
むかし【昔】
1 時間的にさかのぼった過去の一時期・一時点。時間の隔たりの多少は問わずに用いるが、多く、遠い過去をいう。「—の話」「—のままの姿」「とっくの—」 2 過去の10年を1期としてよぶ表し方。「十年...
むかし‐むかし【昔昔】
「昔」を強めていう語。昔話の出だしにも用いられる。「—の大昔」「—ある所に」