とししゅん【杜子春】
芥川竜之介による童話。雑誌「赤い鳥」大正9年(1920)7月号に掲載。中国、唐代の伝奇小説「杜子春伝」の翻案。
なか‐の‐はる【仲の春】
《「仲春(ちゅうしゅん)」を訓読みにした語》陰暦2月の異称。
ねんない‐りっしゅん【年内立春】
陰暦で、新年を迎えないうちに立春になること。《季 冬》
はつ‐はる【初春】
春の初め。新春。新年。《季 新年》「—や思ふ事なき懐手/紅葉」
はな‐の‐はる【花の春】
1 花の咲く春。 2 新年。新春。《季 新年》「薦(こも)を着て誰人(たれびと)ゐます—/芭蕉」
はる【春】
1 四季の第一。冬と夏の間で、日本では3・4・5月をいう。暦の上では立春から立夏の前日まで(陰暦の正月から3月まで)をいい、天文学では春分から夏至まで。しだいに昼が長く、夜が短くなり、草木の芽が...
はる【春】
島崎藤村の自伝的長編小説。明治41年(1908)東京朝日新聞に連載ののち、同年に自費出版。著者自身や北村透谷、平田禿木ら「文学界」創刊当時の同人たちをモデルに、青春の熱情と挫折を描く。 《(...
ばい‐しゅん【売春】
[名](スル)女性が報酬を得ることを目的として不特定の相手と性交すること。売淫。売色。売笑。
ばい‐しゅん【買春】
男性が金品を代償として女性と性交すること。売春を、買う側からいう語だが、同音で紛らわしいことから「かいしゅん」ともいう。
ばん‐しゅん【晩春】
1 春の終わり。春の末。《季 春》「—の瀬瀬のしろきをあはれとす/誓子」 2 陰暦3月の異称。 [補説]作品名別項。→晩春