ほにほろ
《飴売り行商人の歌の囃子詞(はやしことば)。意味不詳》江戸時代寛政期に流行した飴売り行商人。唐人服を着、腰に張り子の馬を付け、唐人笛を吹きながら「ほにほろほにほろ」と歌い踊り、飴を売り歩いた。ま...
ほね‐ぼそ【骨細】
[名・形動]骨が細いこと。体格がほっそりしてきゃしゃなこと。また、そのさま。⇔骨太。「芝居に出て来る若旦那そのままにきゃしゃで—なのがあり」〈谷崎・春琴抄〉
ほの‐み・える【仄見える】
[動ア下一][文]ほのみ・ゆ[ヤ下二]かすかに見える。ほのかに見える。「杉林は焦げ茶色の暗さのうちに、もの明るさが—・えていた」〈康成・春景色〉
ほや‐ほや
[副] 1 炎や湯気などの立ちのぼるさま。「—と煙(けむ)の立つ莨(たばこ)の」〈小杉天外・初すがた〉 2 柔らかくあたたかそうなさま。「春風の—と吹くに」〈玉塵抄・三〉 3 声を出さず、にこ...
ほり‐う・う【掘り植う】
[動ワ下二]草木を掘り取ってきて、他の所に植える。「花の木も今は—・ゑじ春立てば移ろふ色に人ならひけり」〈古今・春下〉
ほろろ
[副]キジやヤマドリなどの鳴く声を表す語。ほろほろ。「春の野のしげき草葉の妻恋ひに飛び立つきじの—とぞ鳴く」〈古今・雑体〉
ほろろを打(う)・つ
キジやヤマドリなどが鳴いて羽ばたきする。ほろろを掛く。「きぎす鳴く春の大野を見渡せば早蕨(さわらび)あさりほろろうつなり」〈為忠集〉
ホンツァイタイ【紅菜薹】
《(中国語)》アブラナ科の中国野菜。薹(とう)は赤く、春、黄色の小花を総状につける。つぼみのときの薹・若葉を食用とする。特有の粘りけがある。こうさいたい。
ほん‐ばしょ【本場所】
大相撲で、力士の地位・給金を決定する番付作成の基準となる正式の場所。もとは春(1月)・夏(5月)の2回であったが、現在は1月の初場所(東京)、3月の春場所(大阪)、5月の夏場所(東京)、7月の名...
ホーリー【(ヒンディー)Holī】
ヒンズー教の春の祭り。ヒンズー暦パールグナ月(2〜3月)の満月の日に行われ、火をたいてけがれを払い、健康や豊作を祈る。また、民衆が色つきの粉や水をかけあう風習がある。