まくら‐え【枕絵】
男女の秘戯を描いた絵。春画。笑い絵。
まくら‐げいしゃ【枕芸者】
1 芸でつとめずに、売春を主とする芸者。不見転(みずてん)。 2 枕さがしをする芸者。「弁天お照と名の高い、—の旅稼ぎ」〈伎・島鵆月白浪〉
まくら・する【枕する】
[動サ変][文]まくら・す[サ変]枕を用いる。また、枕として寝る。「幾人の貧しい旅人がその上に—・して眠ったか」〈藤村・春〉
まくら‐ぞうし【枕草紙】
《「まくらそうし」とも》 1 身辺に置いて、日々の見聞や思いついたことなどを書き留めておく綴じ本形式の雑記帳。 2 春画の本。また、春本。
ま‐さかり【真盛り】
「まっさかり」に同じ。「山里は今を春の—である」〈木下尚江・良人の自白〉
ま‐しん【麻疹】
「はしか(麻疹)」に同じ。《季 春》
ます【鱒】
サケ科の魚で「マス」とつく名のものの称。特に、サクラマス・カラフトマスをいう。また、釣りではニジマスをさすこともある。《季 春》「—生(あ)れて斑雪(はだれ)ぞ汀(みぎは)なせりける/波郷」 [...
ます‐の‐すけ【鱒之介】
サケ科の海水魚。全長はふつう約1メートルであるが、2メートルに達するものもある。体色は黒みがかり、黒色斑点が散在。北太平洋に分布し、大きな河川を遡(さかのぼ)って産卵するが、数は多くない。美味。...
まだ‐まだ【未だ未だ】
[副]《「まだ」を重ねて、強めた言い方》 1 いまだに。いまでも。「春は—来ない」「—一人立ちできない」 2 もっと。さらに。「これから—寒くなる」
まちかね‐やま【待兼山】
大阪府豊中市北部にある山。千里丘陵の西端に位置し、池田市・箕面(みのお)市にもかかる。[歌枕]「来ぬ人を—の呼子鳥同じ心にあはれとぞ聞く」〈詞花・春〉 [補説]現在は大阪大学豊中キャンパスがある。