ざんまい【三昧】
[接尾]⇒さんまい(三昧)
ししゅ‐ざんまい【四種三昧】
天台宗で、修行する4種の三昧。常坐三昧・常行三昧・半行半坐三昧・非行非坐三昧の称。
じゆう‐ざんまい【自由三昧】
[名・形動ナリ]勝手気ままにすること。自分の気の向くままに自由に振る舞うこと。また、そのさま。自由勝手。「自由ざんめえに取り替へ引っ替へ買ひ立てるし」〈滑・浮世風呂・三〉
じょうぎょう‐ざんまい【常行三昧】
天台宗で、四種三昧の一。90日間を1期とし、堂内に安置された阿弥陀仏のまわりを常に歩行し、その仏名を唱え、心に仏を念ずる行法。般舟三昧。仏立三昧。
じょうざ‐ざんまい【常坐三昧】
天台宗でいう四種三昧の一。90日を1期とし、静かに仏前に独座して、精神を統一し法界を観ずること。
すき‐ざんまい【好き三昧】
[名・形動]「好き放題」に同じ。「—をぬかしての」〈滑・浮世風呂・三〉
すね‐ざんまい【脛三昧】
けんかなどで、むやみに踏んだり蹴ったりすること。「武士の前にて—と、さんざんに𠮟(しか)らるる」〈浄・丹波与作〉
ぜいたく‐ざんまい【贅沢三昧】
贅沢のしほうだいをすること。「—に暮らす」
そう‐まい【爽昧】
夜明け。昧爽。「—の気」
そう‐まい【草昧】
まだ世が開けきらず、秩序が整っていないこと。未開。「—の世」