こころ‐ゆかし【心行かし】
心が晴れるようにすること。気晴らし。心ゆかせ。「此油画を見るのが一個(ひとつ)の—に思われて」〈紅葉・多情多恨〉
こころ‐ゆき【心行き】
1 心の向かい方。心の持ち方。 2 満足して気が晴れること。「思ふ事なく—増して」〈狭衣・一〉 3 俳諧で、貞門の物付けに対し、前句全体の意味によって付ける、談林派の作法。
こはる‐ぞら【小春空】
小春のころの、穏やかに晴れた空。《季 冬》「一翳の雲ゆゑいよよ—/風生」
こまつ‐ひき【小松引き】
平安時代、正月初めの子(ね)の日に、野に出て小松を引き抜いて遊んだ行事。子の日の遊び。《季 新年》「雪嶺の襞濃く晴れぬ—/久女」
ごず‐さん【五頭山】
新潟県阿賀野市と東蒲原(かんばら)郡阿賀町にまたがる山。標高912メートル。大同4年(809)弘法大師によって開山されたと伝えられる信仰の山。晴れた日には佐渡島まで眺望できる。山頂部に五つの峰が...
さいしゅう‐さんらんめん【最終散乱面】
現在観測される宇宙背景放射の放出面。ビッグバン以来、膨張を続ける宇宙の歴史において、電磁波が初めて自由に伝播できるようになった宇宙の晴れ上がりの時期に、黒体放射がなされた面のこと。
さい‐しん【細心】
[名・形動](スル) 1 細かいところまで心を配ること。また、そのさま。「—な(の)注意を払う」「—に事を運ぶ」「かく—して組み立てたるを、まことの名作とはいうなり」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 気...
さえ‐ざえ【冴え冴え/冱え冱え】
[副](スル) 1 澄んではっきりしているさま。また、さわやかなさま。「—と晴れわたった空」「—(と)した顔つき」 2 冬の寒さが透き通って身にしみるように感じるさま。《季 冬》「暮れ残る豆腐屋...
さえざえ‐し・い【冴え冴えしい/冱え冱えしい】
[形][文]さえざえ・し[シク] 1 澄んではっきりしている。澄みきっている。晴れわたっている。「—・い秋の空気」 2 気持ちがすがすがしい。気分が晴れ晴れとしている。「—・い笑顔」
さま‐さま【様様】
[接尾]《接尾語「さま(様)」を重ねた語》人や物事を表す語に付いて、自分にとってその人やその物事がありがたいものであるという意を表す。「梅雨時の晴れ間はお天道(てんとう)—だ」