しゃ・る【曝る】
[動ラ下二]「さる」の音変化。「白く—・れたる頭なり」〈盛衰記・一九〉
しゃれ‐いた【曝れ板】
日光や風雨に長時間さらされて、木目が浮き出た板。風流なものとして珍重された。されいた。「寝間と思ふ長押(なげし)の上に—の額かけて、好色庵としるせり」〈浮・一代女・一〉
しゃれ‐がい【曝れ貝】
水に長時間洗いさらされた貝。されがい。「たとへば骨を砕かれて、身は—の蜆(しじみ)川、底の水屑(みくづ)とならばなれ」〈浄・曽根崎〉
ばく【曝】
[人名用漢字] [音]バク(慣) [訓]さらす 1 日光に当てて水分を発散させる。「曝書・曝涼」 2 むき出しにする。むき出しになる。さらされる。「曝露/被曝」
ばく‐しょ【曝書】
[名](スル)書物を虫干しすること。蔵書を取り出し、広げて風に当てること。《季 夏》
ばく‐そう【曝葬】
死体を山地・原野などに、空気中にさらしておく葬法。風葬・樹上葬・鳥葬など。
ばく‐りょう【曝涼】
[名](スル)夏、または秋の天気のよい乾燥した日を選んで衣類・書籍などを日にさらし風を通して、かびや虫のわくのを防ぐこと。虫干し。《季 夏》「—やうすべり敷きし長廊下/蓼雨」
ばく‐ろ【暴露/曝露】
[名](スル) 1 むき出しにすること。特に、悪事・秘密などをあばいて明るみに出すこと。また、それらが明るみに出ること。「真相を—する」「収賄が—する」「—記事」 2 風雨にさらすこと。また、さ...
ばくろ‐ウイルス【暴露ウイルス】
《exposure virus》コンピューターウイルスの一。感染すると、ファイル共有ソフトなどを通じて、コンピューター内のデータを持ち主が気づかないうちに外部に流出させてしまう。情報漏洩(ろうえ...
ばくろ‐せんじゅつ【暴露戦術】
反対派の秘密や不正を暴露して、相手を陥れようとする闘争戦術。