あり‐どおし【蟻通/虎刺】
アカネ科の常緑小低木。山地の樹陰に生え、高さ30〜60センチ。細い枝が変化した1〜2センチの針が多数ある。初夏、白い漏斗(ろうと)状の花をつける。実は丸く、赤く熟す。 [補説]曲名別項。→蟻通
ありどおし【蟻通】
謡曲。四番目・準脇能物。世阿弥作で、貫之(つらゆき)集などに取材。紀貫之が蟻通明神を乗馬のまま通行して神の怒りに触れるが、和歌の徳により許される。
アルキメデス‐の‐らせん【アルキメデスの螺旋】
平面上の螺旋(らせん)の一。中心からの距離rが回転角θに比例する曲線であり、aを比例定数として、極座標でr=aθで表される。正渦線。アルキメデスの渦巻線。
アルザスのふうけい【アルザスの風景】
《原題、(フランス)Scènes alsaciennes》マスネーの管弦楽組曲。全4曲。1881年作曲。普仏戦争に従軍しアルザスに駐留した時の印象に基づく。
アルジェリアくみきょく【アルジェリア組曲】
《原題、(フランス)Suite algérienne》サン=サーンスの管弦楽曲。1880年作曲。全5曲。アルジェリア旅行の印象に基づく作品。第4曲「フランス軍隊行進曲」は単独で演奏されることもある。
アルト【(イタリア)alto】
《高いの意で、テノールより音域が高いところから》 1 女声の最低音域。また、その声域の歌手。コントラルト。 2 楽曲で、上から2番目の声部。 3 同一属の楽器の中で、声のアルトに相当する音域をも...
アルトドルフ【Altdorf】
スイス中部、ウリ州の州都。フィアワルトシュテッター湖(ウリ湖)に注ぐロイス川沿いに位置する。ゴッタルドベーストンネルの北側口に近い。シラーの戯曲「ウィルヘルム=テル」の舞台として知られ、毎年、同...
アルト‐ハイデルベルク【(ドイツ)Alt-Heidelberg】
マイヤーフェルスターの戯曲。5幕。1901年ベルリンで初演。学生皇太子ハインリヒと給仕女ケーティーとの恋の哀歓をうたった青春恋愛劇。
アルトラプソディー【(ドイツ)Alt-Rhapsodie】
ブラームスのアルト独唱と男声合唱、および管弦楽のための作品「ゲーテの冬のハルツの旅への断章」の通称。1869年作曲。ゲーテの詩「冬のハルツ紀行」に基づく。
あるはれたひに【ある晴れた日に】
加藤周一の小説。昭和24年(1949)、「人間」誌に連載。昭和25年(1950)、単行本刊行。医学生を主人公に、太平洋戦争末期から敗戦までの日々を描く。
《原題、(イタリア)Un bel d...