こうふう‐せいげつ【光風霽月】
《「宋史」周敦頤伝から》さわやかな風とさえわたった月。黄庭堅(こうていけん)が周敦頤(しゅうとんい)の人柄をほめた言葉で、性質がさっぱりとしていて、わだかまりがないこと。
こく‐げつ【黒月】
古代インドの暦法で、満月後の16日から月末までの称。こくがつ。⇔白月(びゃくげつ)。「白月—のかはり行くを見て」〈平家・三〉
こ‐げつ【孤月】
ものさびしく見える月。「—東嶺を離れて鮮光万里を照らす」〈菊亭香水・世路日記〉
こ‐げつ【湖月】
湖に映った月。また、湖上の月。
こ‐げつ【辜月】
陰暦11月の異称。
こころ‐の‐つき【心の月】
《「心月」を訓読みにした語》悟りが開けた境地を月にたとえていう語。清く明らかで迷いのない心。「いかでわれ—をあらはして闇に惑へる人を照らさむ」〈詞花・雑下〉
こ‐さつき【小五月】
「小五月会(こさつきえ)」の略。
こ‐しょうがつ【小正月】
陰暦の1月15日、またはその前後数日の称。小年(こどし)。二番正月。若年(わかどし)。《季 新年》⇔大正月。
こぞめ‐づき【濃染月/木染月】
《木々が色濃く染まる月の意から》陰暦8月の異称。《季 秋》
こと‐くらげ【琴水母】
コトクラゲ科の腔腸(こうちょう)動物。遊泳せず、海底にすむ。体長12〜15センチ。体は竪琴(たてごと)に似て、両端から長い羽根状の触手を出す。体色は黄・灰・淡紅色で、濃紅色のいぼが多数ある。