こうふう-せいげつ【光風霽月】
心がさっぱりと澄み切ってわだかまりがなく、さわやかなことの形容。日の光の中を吹き渡るさわやかな風と、雨上がりの澄み切った空の月の意から。また、世の中がよく治まっていることの形容に用いられることもある。▽「霽」は晴れる意。
- 出典
- 『宋史そうし』周敦頤伝しゅうとんいでん
- 句例
- 光風霽月の人柄
- 用例
- 昔の仇かたきを夢と見て、今の現うつつに報いんともせず、恨みず、乱れず、光風霽月の雅量は、さすが世を観じたる滝口入道なり。<高山樗牛・滝口入道>
- 類語
- 虚心坦懐きょしんたんかい 明鏡止水めいきょうしすい