あらくろ‐ずり【荒くろ摺り】
東北地方で小正月に行う予祝行事の一。雪の上で、田植えのときに行う代田(しろた)を摺(す)る作業のまねをし、豊作を祈るもの。→朳摺(えぶりす)り
アラスカ‐じしん【アラスカ地震】
アラスカ周辺で多発する地震。この地域では太平洋プレートが北アメリカプレートの下に潜り込むことによって地震が多く発生する。1964年3月27日にはマグニチュード9.2の地震が発生し、被害域は13万...
あらせ
平成28年(2016)12月に、イプシロンロケットで打ち上げられた小型観測衛星ERG(エルグ)の名称。地球近傍のバンアレン帯とそこに存在する高エネルギー電子、および太陽フレアなどに伴う宇宙嵐につ...
あらた【新た】
[形動][文][ナリ] 1 新しいさま。今までなかったさま。「—な局面を迎える」「—な感動を呼ぶ」「—な力がわく」「冬過ぎて春の来(きた)れば年月(としつき)は—なれども人は古(ふ)り行く」〈万...
新(あら)たなる月(つき)
《白居易の詩句「三五夜中新月色」の「新月」の訓読から》鮮やかな光を放つ月。特に、中秋の名月。「今宵(こよひ)の—の色には、げになほ我が世のほかまでこそ、よろづ思ひ流さるれ」〈源・鈴虫〉
あら‐たま【粗玉/新玉/荒玉/璞】
1 掘り出したままで、まだ磨いていない玉。 2 その真価や完成された姿をまだ発揮していないが、素質のある人。「爺いさんの記憶にあるお玉の姿は、まだ—の儘(まま)であった」〈鴎外・雁〉 3 (新玉...
あらたま‐の【新玉の/荒玉の】
[枕]「年」「月」「春」「来経(きへ)」などにかかる。かかり方未詳。一説に、年月の改まる意からとも。「—年は果つれど」〈万・二四一〇〉 「—来経往(きへゆ)く年の」〈万・八八一〉
あら‐てつがい【荒手番/荒手結】
平安時代、正月の賭弓(のりゆみ)、5月の騎射(うまゆみ)の前に、衛府の射手が行っていた予行演習。→真手番(まてつがい) →手番
アラファト‐さん【アラファト山】
《Jabal ‘Arafāt》サウジアラビア中西部のイスラム教、聖地メッカの東方約25キロメートルにある山。「慈悲の山」(ジュベルアルラハマン)とも呼ばれる。メッカを訪れた巡礼者が、巡礼月の9日...
アラフラフ‐の‐マラエ
《Marae Arahurahu》南太平洋、フランス領ポリネシア、タヒチ島にある遺跡。首都パペーテの南約25キロメートルに位置する。先住のポリネシア人による石造の祭祀場であり、現在も毎年7月にヘ...