アナンケ【Ananke】
木星の第12衛星。他の多くの衛星と逆行する公転軌道をもつ。1951年に発見。名の由来はギリシャ神話の女神。非球形で平均直径は約30キロ。
あねは‐の‐まつ【姉歯の松】
宮城県栗原市金成姉歯(かんなりあねは)にあった松。小野小町の姉または松浦佐用姫(まつらさよひめ)の姉の墓上に植えた五葉松という。[歌枕]「栗原の—をさそひても都はいつと知らぬ旅かな」〈夫木・二九〉
アバーコンウィ‐ハウス【Aberconwy House】
英国ウェールズ北部の町コンウィにある商家。13世紀から14世紀にかけて建てられた、木組みに漆喰(しっくい)を塗った伝統的な建物。
アパリ【Aparri】
フィリピン、ルソン島北端、カガヤン州の町。バブヤン海峡に注ぐカガヤン川の河口に位置する。周辺ではタバコの生産が盛ん。また木材の積出港でもある。
アピトン【(マレー)apitong】
フィリピンやボルネオ産のフタバガキ科の常緑高木の材。材質は堅く、家具・床板・板壁などに使用。
あぶら‐ぎり【油桐】
トウダイグサ科の落葉高木。葉は卵円形で、柄の付け根に2個の蜜腺(みっせん)がある。初夏に紅がかった白い花を群生。種子は平たく、有毒。種子からしぼった油を桐油(とうゆ)という。材は箱や下駄の材料。...
あぶら‐しめぎ【油搾め木】
果実や種子から油をしぼりとるために使う木製の器械。しめぎ。
あぶら‐すぎ【油杉】
マツ科の常緑高木。日の当たる山地に生え、樹皮は灰褐色で縦に裂け目がある。葉は細く扁平で、左右に斜めにつく。材は油を多く含む。台湾および中国南部に産する。ゆさん。
あぶら‐チャン【油チャン】
クスノキ科の落葉低木。山地に生え、樹皮は灰褐色で油を多く含む。雌雄異株。早春に淡黄色の小花が集まってつく。黄色の実は裂けて種子を出す。種子から油をとる。むらだち。ずさ。じしゃ。
あぶら‐むし【油虫】
1 (「蚜虫」とも書く)半翅(はんし)目アブラムシ科の昆虫の総称。体は5ミリ以下でやわらかい。翅(はね)のあるものとないものとがある。草木に群れて汁を吸う。春・夏は雌のみの単為生殖で雌の幼虫を胎...