イナラハン【Inarajan】
マリアナ諸島、グアム島南東岸の村。スペイン統治時代のボデガ様式で建てられた建物が多く残り、歴史保護区に指定されている。1680年創建の聖ヨセフ教会や、現存する同島最古の木造建造物マニュエルサンニ...
い‐なり【居成り】
1 動きが感じられないこと。そのままの状態にあること。「今日見れば花も杉生(すぎふ)になりにけり風は—に吹くと見れども」〈散木集・六〉 2 奉公人が年季があけても、そのまま奉公を続けること。また...
いなり‐どりい【稲荷鳥居】
鳥居の形式の一。柱と島木(しまぎ)との間に台輪(だいわ)を入れ、柱下に亀腹(かめばら)をつけたもの。稲荷神社で用い、柱の下部を黒塗り板木で巻いて、他を朱塗りとする。→台輪
いにし‐え【古】
《「往(い)にし方(へ)」の意》 1 過ぎ去った古い時代。過ぎ去った月日。昔。過去。「—の都の姿をとどめる」 2 亡くなった人。故人。「—の御許しもなかりし事を」〈源・宿木〉
い‐にょう【囲繞】
[名](スル)「いじょう(囲繞)」に同じ。「教室は八重桜の木で—されていて」〈藤村・千曲川のスケッチ〉
いぬ‐えんじゅ【犬槐】
マメ科の落葉高木。本州以北の山地に自生。葉は7〜11枚の小葉からなる羽状複葉。夏、総状に黄白色の花が咲く。果実は平たいさやで、中の種子も平たい。えにす。
いぬ‐がや【犬榧】
イチイ科の常緑小高木または低木。暖地に自生。樹皮は黒褐色で浅い裂け目が縦に走る。葉は線形で、羽状につく。雌雄異株。3、4月ごろ、黄色の雄花、緑色の雌花がつく。果実は丸く、外種皮は肉質。
いぬ‐くぎ【犬釘】
鉄道のレールを枕木に固定するために打つ大きな釘。釘の頭部が犬の頭に似ているのでいう。
いぬ‐こりやなぎ【犬行李柳】
ヤナギ科の落葉低木。原野の湿地に多く、葉は長楕円形で、裏面は白い。雌雄異株。早春、青みがかった小花が集まった穂をつける。種子は綿毛をもち風に飛ぶ。
いぬごや【犬小屋】
向田邦子の短編小説。昭和55年(1980)発表。同年、「かわうそ」「花の名前」とあわせ第83回直木賞受賞。