いま‐め・く【今めく】
［動カ四］いかにも当世風ではなやかなさまである。現代風である。「律(りち)の調べは…すだれの内より聞こえたるも、—・きたるものの声なれば」〈源・帚木〉
いまようさつまうた【今様薩摩歌】
岡鬼太郎による新歌舞伎。2幕5場。大正9年（1920）、市川左団次一座が新富座で初演。並木五瓶の代表作「五大力恋緘(こいのふうじめ)」を改作したもの。
いまわ‐の‐きざみ【今際の刻み】
「今際の際(きわ)」に同じ。「かかる—にて何かは漏らすべき」〈源・柏木〉
いも【妹】
１ 男が女を親しんでいう語。主として妻・恋人をさす。⇔兄(せ)。「秋さらば見つつ偲(しの)へと—が殖ゑし屋前(やど)の石竹(なでしこ)咲きにけるかも」〈万・四六四〉 ２ 男の側から姉または妹をよ...
いも‐うと【妹】
《「いもひと（妹人）」の音変化》 １ きょうだいのうちの年下の女。⇔姉。 ２ 《「義妹」とも書く》夫や妻の妹。また、弟の妻。義妹(ぎまい)。 ３ 古く、男からみて、その姉妹を呼ぶ語。妹、または姉...
いも‐ぐし【芋串】
ゆでたり蒸したりした里芋の皮をむき、串に刺して焼き、味噌だれを塗った料理。栃木県日光、那須地方の郷土料理。
いも‐つぎ【芋継ぎ】
１ 煉瓦(れんが)積みや石積みなどで、縦の継ぎ目が一直線になるもの。崩れやすいので嫌われる。芋目地(いもめじ)。 ２ 一方の木材に枘(ほぞ)を作り、他方の木材に枘穴を作ってはめ込む継ぎ手。
いもの‐じゃく【鋳物尺】
鋳物用の木型をつくるときに使う物差し。溶けた金属が冷えて固まると収縮して小さくなるため、実際の寸法より目盛り間隔を長くしてある。鋳物差し。延び尺。木型尺。
いや【嫌／厭】
《「否(いや)」と同語源》 
［形動］［文］［ナリ］ １ 欲しないさま。したくないさま。きらいだ。「—なものは—だ」「ピアノのレッスンがだんだん—になる」 ２ 不愉快なさま。「—な顔一つせず手伝...
いやいや・し【礼礼し／恭し】
［形シク］礼儀正しい。うやうやしい。「あなかしこ、と—・しく書きなし給へり」〈源・真木柱〉
