ゆば【湯葉】
芝木好子の中編小説。昭和35年(1960)「群像」誌に発表。同年、第12回女流文学者賞受賞。自身の母方の祖母をモデルに、湯葉作りの家業を守りつつ懸命に生きる女性の半生を描く。以後「隅田川」「丸の...
ゆ‐ばたけ【湯畑】
群馬県吾妻(あがつま)郡草津町の中央に湧き出る源泉。広さ約1600平方メートル、湧出量は毎分約4600リットル。温度はセ氏約60度。7本の木樋(もくひ)を通して温度を下げ、湯の花を取る。また、一...
ゆふ‐だけ【由布岳】
大分県中部、別府市と由布市との境にある鐘状火山。標高1583メートル。豊後(ぶんご)富士。万葉集には「木綿(ゆふ)の山」とみえる。
ゆ‐べし【柚餅子】
和菓子の一。くりぬいたユズの中に、糯米(もちごめ)粉・味噌・醤油・砂糖・木の実などをまぜたものを詰め、蒸して乾燥したもの。また、米粉にユズの汁やすりおろした皮、味噌・砂糖などをまぜて固くこね、蒸...
ゆみ【弓】
1 武器の一。木や竹をしなわせて弦(つる)を張り、その弾力を利用して、つがえた矢を飛ばすもの。 2 1で矢を射ること。また、その術。射術。弓術。「—を習う」 3 1のように曲がった形のものにいう...
ゆめ
[副]《3が原義》 1 (あとに禁止を表す語を伴って)決して。必ず。「—油断するな」 2 (あとに打消しの語を伴って)少しも。夢にも。「ここで会えるとは—思わなかった」 3 つとめて。気をつけて...
ゆめがおさんによろしく【夢顔さんによろしく】
西木正明による小説。近衛文麿の嫡男、近衛文隆の生涯を描く。平成11年(1999)刊行。翌年、第13回柴田錬三郎賞を受賞。
ゆり‐いた【揺り板】
玄米に混じっている籾(もみ)などを選別するのに用いる農具。浅い木箱状で、前方をひもでつり、後方を手で持ち、揺すって分ける。
ゆり‐の‐き【百合の木】
モクレン科の落葉高木。高さ20メートル以上になる。葉は柄が長く、角張って半纏(はんてん)に似た形をしている。5、6月ごろ、黄色で基部に橙色の斑のあるチューリップに似た6弁花を開く。北アメリカの原...
ゆる‐か【緩か】
[形動ナリ]ゆるやかなさま。「真木の戸をあくれば春やいそぐらん袂にさえし風—なり」〈夫木・一〉