しな‐てる【級照る】
[枕]《「しなでる」とも》「片足羽川」「片岡山」にかかる。語義未詳。「—片足羽(かたしは)川のさ丹塗りの大橋の上ゆ」〈万・一七四二〉
しなてる‐や【級照るや】
[枕]「片岡山」「鳰(にほ)の湖」にかかる。語義未詳。「—片岡(かたをか)山に飯(いひ)に餓(う)ゑて」〈拾遺・哀傷〉
しの‐そうしん【志野宗信】
室町中期の香道家。志野流の祖。磐城(いわき)の人。通称、三郎右衛門。三条西実隆に香道を学び、足利義政(あしかがよしまさ)に仕えた。生没年未詳。
シベリア
《語源未詳。「シベリヤ」とも》羊羹(ようかん)をカステラではさんだ菓子。羊羹の代わりに小豆餡(あずきあん)を用いる場合もある。
しゅういわかしゅう【拾遺和歌集】
平安中期の勅撰和歌集。八代集の第三。20巻。撰者未詳。寛弘2〜4年(1005〜07)ごろ成立。拾遺抄を増補したものといわれる。万葉集・古今集・後撰集時代のものが大部分で、約1350首を収録。拾遺集。
しゅく【夙】
江戸時代、畿内に多く居住し、賤民視された人々。天皇の御陵番である守戸(しゅこ)のなまりともいうが未詳。夙の者。
しゅんじゅけんぴしょう【春樹顕秘抄】
室町末期の語学書。1巻。著者未詳。「てにをは」の意義用法を説いた「姉小路式(あねがこうじしき)」の増補。
しょう【詳】
[常用漢字] [音]ショウ(シャウ)(漢) [訓]くわしい つまびらか 1 細かいところまで行き届いている。くわしい。「詳解・詳細・詳述・詳報・詳密・詳論」 2 くわしく調べがついている。「不詳...
しょうが
《語源未詳。歴史的仮名遣いは「せうが」とすることもあるが不明》多く「しょうがには」の形で接続助詞的に用いられる。…した以上は。…したからには。「石地蔵と生れ付た—には」〈二葉亭・浮雲〉
しょう‐しき【鍾子期】
中国、春秋時代の楚(そ)の人。琴の名人伯牙の音楽の理解者として知られ、その死後、伯牙は琴の糸を切って生涯演奏しなかったといわれる。生没年未詳。→知音(ちいん)