アッシャーけのほうかい【アッシャー家の崩壊】
《原題The Fall of the House of Usher》ポーの短編小説。1839年発表。旧家の末裔(まつえい)であるアッシャー兄妹の屋敷に招かれた主人公の経験を描く怪奇小説。
あ‐な‐すえ【足末】
《「あ」は「あし(足)」の古形。「な」は「の」の意の格助詞》 1 足の先。つま先。「頭より—ただにあやにしきをたちきりて」〈宇津保・忠こそ〉 2 子孫。末裔(まつえい)。「同じ帝の母后の御—にて...
い‐しずま・る【居鎮まる】
[動ラ五(四)]座にすわって落ち着く。「—・って見ると隙間もる風は刃(やいば)のように鋭く切り込んできていた」〈有島・カインの末裔〉 「講師のぼりぬれば皆—・りて」〈枕・三五〉
うざ‐うざ
[副](スル) 1 小さいものが寄り集まってうごめいているさま。うじゃうじゃ。うようよ。「—いる子供等は」〈宮本・貧しき人々の群〉 2 細かい、とるにたりない物がたくさん集まって、うっとうしい感...
えい【裔】
[音]エイ(呉)(漢) [訓]すえ 1 遠い子孫。「後裔・神裔・苗裔・末裔・余裔」 2 遠い辺境。「四裔」 [補説]原義は、着物のすそ。
がん‐どう【頑童】
1 かたくなで、ききわけのない子供。「大声を立てて—の如く泣きおめき始めた」〈有島・カインの末裔〉 2 男色の相手となる少年。
キルメス‐いせき【キルメス遺跡】
《Ruinas de los Quilmes》アルゼンチン北部、トゥクマン州にある先インカ期の遺跡。カファジャテの南約40キロメートルに位置し、山の斜面に階段状につくられた集落の遺構がある。この...
くびり‐ころ・す【縊り殺す】
[動サ五(四)]ひもなどで首を絞めて殺す。絞め殺す。「—・されそうな泣き声が」〈有島・カインの末裔〉
け‐うと・い【気疎い】
[形][文]けうと・し[ク]《近世初期からは「きょうとい」とも発音した》 1 見たり聞いたりするのがいとわしい。「やがて—・い雨の暗くたそがれて行く夕方を」〈三重吉・桑の実〉 2 人けがなく不気...
こき‐おろ・す【扱き下ろす】
[動サ五(四)] 1 しごいて落とす。こき落とす。「煙筒からは風に—・された煙の中にまじって火花が飛び散っていた」〈有島・カインの末裔〉 2 欠点などを殊更に指摘して、ひどくけなす。「上役を—・...