べつ‐いん【別院】
1 本山のほかに、本山に準じるものとして別の地域に設けられた寺院。 2 七堂伽藍(がらん)のほかに僧の住居として建てられた堂。 3 本寺のほかに別に建てられた本寺所属の支院。
ほっき‐じ【法起寺】
奈良県生駒郡斑鳩(いかるが)町にある聖徳宗の寺。山背大兄王(やましろのおおえのおう)が、聖徳太子の岡本宮を寺としたもの。法隆寺式の伽藍配置で、三重の塔は国宝。平成5年(1993)「法隆寺地域の仏...
ほん‐ざん【本山】
1 一宗一派の多くの末寺を統轄する寺院。格式により総本山・大本山などの区別もある。本寺。 2 この寺。本寺。
ほん‐ぼう【本坊】
1 末寺から本寺をいうときの呼び名。 2 寺院で、住職の住む僧坊。「—において誹諧興行」〈奥の細道〉 3 自分の住む坊。自坊。「験者たちは我が—にぞ帰りける」〈謡・道成寺〉
みょうあん‐りゅう【明暗流】
尺八の流派名。広義には、普化(ふけ)宗の伝統を守り、古典本曲を伝承する諸派の総称。狭義には、普化宗の本寺である京都の明暗寺に伝承された尺八の芸系の通称。幕末から明治初期の明暗真法(じんぽう)流、...
ようぼう‐じ【要法寺】
京都市左京区にある日蓮本宗の本山。山号は、多宝富士山。延元4=暦応2年(1339)日尊が開創の上行院と、その弟子日大が開創の住本寺が、天文19年(1550)合併、要法寺として再興。
りしょういん‐りゅう【理性院流】
真言宗の小野六流の一。賢覚(げんかく)[1080〜1156]を祖とし、京都伏見の理性院を本寺とするもの。
りょうぜん‐は【霊山派】
時宗十二派の一。京都の霊山正法寺を本寺とし、国阿を派祖とする。現在は派名を立てない。
ろくおう‐いん【鹿王院】
京都市右京区にある臨済宗天竜寺派の寺。山号は、覚雄山。天授6=康暦2年(1380)足利義満が春屋妙葩(しゅんおくみょうは)を開山として創建。初めは宝幢(ほうどう)寺と称し、京都十刹(じっせつ)の...
わき‐でら【脇寺】
本寺に付属する寺。