ふ・ける
[動カ下一] 1 逃げる。姿を隠す。「やつめ、—・けやがった」 2 花札で、「ふけ」で終了する。「親が—・ける」 3 退屈する。「武左、大ふけに—・けてあくびをする」〈洒・寸南破良意〉
ふ‐さん【賦算】
時宗独自の行事で、「南無阿弥陀仏、決定往生六十万人」と記した札を配ること。一遍が熊野権現の神勅に基づいて始めた。おふだくばり。御化益(ごけやく)。
ふじい‐でら【葛井寺】
大阪府藤井寺市にある真言宗御室派の寺。山号は紫雲山。旧称は剛琳寺。西国三十三所第5番札所。行基の開山、大同年間(806〜810)に阿保親王の再興と伝えられる。本尊の千手観音は天平時代の乾漆像で国...
ふじ‐じょしだいがく【藤女子大学】
札幌市に本部のある私立大学。大正14年(1925)創立の札幌藤高等女学校を前身として、昭和36年(1961)に開学した。
ふだ【札/簡】
《「ふみいた(文板)」の音変化》 1 目的とする内容などを簡単に書いて、人に示したり渡したりする紙片や木片。「遊泳禁止の—を立てる」「質—」 2 神仏の守り札。「魔除けの—」→御札(おふだ) 3...
ふだ‐いた【札板】
木の守り札。護符などをはって柱などに掛けておくもの。
ふだ‐おさめ【札納め】
1 年末に、その年のお札を社寺に返納すること。また、そのお札を集めて焼く行事。おさめふだ。《季 冬》「大香炉火を噴きにけり—/青邨」 2 巡礼などが、神社・仏閣などに参詣したしるしとしてお札を納...
札(ふだ)が落(お)・ちる
《「札」は、入札のふだ》入札で権利や物を手に入れる。
ふだ‐さし【札差】
江戸時代、蔵米取りの旗本・御家人に対して、蔵米の受け取りや売却を代行して手数料を得ることを業とした商人。取次業の他にその蔵米を担保にして金融業を行い、巨富を畜えた。名の起こりは、蔵米受取人の名を...
ふだ‐しょ【札所】
巡礼者が参拝のしるしとして、札を納めたり受け取ったりする所。三十三所の観音の霊場、八十八所の弘法大師の霊場など。