ぼう‐しゃ【茅舎】
かやぶきの家。茅屋。「—の藁床の上に」〈嘉村・秋立つまで〉
ぼう‐しょう【冒称】
[名](スル)勝手に他の姓や名称をなのること。「耶蘇の門徒と—し」〈中村訳・自由之理〉
ぼうぜん‐じしつ【茫然自失】
[名](スル)あっけにとられて、我を忘れてしまうさま。「香港から出した手紙を読んで—するの他はなかった」〈藤村・新生〉
ぼう‐たん【牡丹】
1 「ぼたん(牡丹)1」に同じ。《季 夏》「—やしろがねの猫こがねの蝶/蕪村」 2 「ぼたん(牡丹)3」に同じ。 3 御所の女中の小袖。練貫(ねりぬき)の地に、金銀の箔で模様を描くかまたは縫い取...
ぼうちょう【望潮】
村田喜代子の短編小説、および同作を表題作とする作品集。小説は平成9年(1997)「文学界」誌に発表。第25回川端康成文学賞受賞。作品集は平成10年(1998)刊。
ぼうようき【亡羊記】
村野四郎の詩集。昭和34年(1959)刊行。第11回読売文学賞詩歌俳句賞受賞。
ぼうりょくだんき【暴力団記】
村山知義による戯曲。昭和4年(1929)「戦旗」誌に発表。大正12年(1923)に発生した中国京漢鉄道の労働者ストライキと武力弾圧事件、いわゆる「二・七事件」を題材とするプロレタリア演劇。
ぼえき‐ほう【募役法】
中国宋代、王安石の新法の一。郷村の力役負担を軽くするため、賦役免除の代わりに徴収した免役銭・助役銭によって、希望者を募って力役にあてたもの。
ぼく・する【卜する】
[動サ変][文]ぼく・す[サ変] 1 うらなう。うらなって、よしあしを判断する。「朝の晴は以て夕の雨を—・す可らず」〈福沢・文明論之概略〉 2 うらなって定める。また、判断し定める。「ビヨンクウ...
ぼく・する【牧する】
[動サ変][文]ぼく・す[サ変] 1 家畜を飼ってふやす。「羊を—・するを以て業と為せしが」〈中村訳・西国立志編〉 2 人民をやしないおさめる。「今の人民は鎌倉以来封建の君に—・せられたるものな...