やま‐がら【山雀】
シジュウカラ科の鳥。全長14センチくらい。背面が青灰色、腹面が赤褐色で、頭とのどは黒い。日本・朝鮮半島・台湾に分布し、低山や平地の林にすむ。人になれやすく、仕込むと神社の前でおみくじを引くなどの...
やま‐ぎわ【山際】
1 山のほとり。山の裾。「—の村」 2 山の稜線に接した空。「—が白む」
やま‐ざと【山里】
1 山間の村落。山村。 2 山村にある別荘。山荘。「宇治といふ所に、よしある—持(も)給へりけるに」〈源・橋姫〉 3 山奥の家。山家(やまが)。「—は秋こそことにわびしけれ鹿の鳴く音に目を覚まし...
やましな【山科】
京都市東部の区名。東にある逢坂山峠は大津への交通の要地。天智天皇陵・坂上田村麻呂墓・勧修寺などがある。古くは「山階」とも書いた。
やま‐つづき【山続き】
1 山が連なっていること。また、その山々。 2 山に接していること。また、その所。「—の村落」
やま‐て【山手】
1 山よりの土地。山のほう。やまのて。⇔海手(うみて)。 2 中世、山中や陸路に関所を設けて、通行人から徴収した税。→川手1 3 江戸時代、領主の山林から薪などを採取する代償として村に賦課された...
やまとがなありわらけいず【倭仮名在原系図】
浄瑠璃。時代物。五段。浅田一鳥らの合作。宝暦2年(1752)大坂豊竹座初演。在原行平と松風・村雨姉妹の恋物語に、惟喬(これたか)・惟仁(これひと)両親王の皇位継承争いをからめて脚色。四段目が「蘭...
やま‐ぬけ【山抜け】
「山崩(やまくず)れ」に同じ。「—、谷崩れ、出水なぞの口実にかこつけて」〈藤村・夜明け前〉
やま‐ねんぐ【山年貢】
江戸時代の小物成(こものなり)の一。農民個人や村の所有する山を対象に一定額が賦課された。
やまびこがっこう【山びこ学校】
生活記録文集。無着成恭(むちゃくせいきょう)編。昭和26年(1951)刊。山形県山元村の中学生の詩・作文・日記などを収めたもの。戦後の「生活綴り方運動」復活の契機となった。