あねは‐の‐まつ【姉歯の松】
宮城県栗原市金成姉歯(かんなりあねは)にあった松。小野小町の姉または松浦佐用姫(まつらさよひめ)の姉の墓上に植えた五葉松という。[歌枕]「栗原の—をさそひても都はいつと知らぬ旅かな」〈夫木・二九〉
アメリカ‐まつ【アメリカ松】
マツ科の常緑高木。高さ100メートルに達する。材はややもろいが、建築材・杭木用。米国北西部に産する。米松(べいまつ)。ダグラスもみ。アメリカとがさわら。オレゴンパイン。
いかけまつ【鋳掛松】
歌舞伎狂言「船打込橋間白浪(ふねへうちこむはしまのしらなみ)」の通称。また、その主人公の鋳掛屋松五郎のこと。
いざり‐まつ【躄松】
ハイマツの別名。
いそね‐まつ【磯根松】
磯に生えて、根が地表に現れている松。そなれまつ。
いそ‐まつ【磯松】
1 磯辺に生えている松。 2 イソマツ科の多年草。暖地の海岸に生え、高さ約15センチ。小低木状で、茎の古い部分はクロマツの幹に似て、へら形の葉が茎の頂に群がってつく。8、9月ごろ、淡紫色の花を穂...
いちじょうじ‐さがりまつ【一乗寺下がり松】
京都市左京区にある松の木。江戸時代の剣術家宮本武蔵と吉岡流一門との、決闘の舞台として伝えられる。
いち‐の‐まつ【一の松】
能舞台で、橋懸かりの前の白洲(しらす)に等間隔に植えられた3本の若松のうち、いちばん舞台寄りの松。要(かなめ)の松。
いち‐ま【市松】
《「いちまつ」の音変化》「市松(いちまつ)人形」の略。
いちまつ【市松】
1 「市松模様」の略。 2 「市松人形」の略。