なぞ‐かんばん【謎看板】
文字や絵などに意味をもたせ、その謎を解かせる看板。焼き芋屋の看板に「十三里」と書いて「九里四里(栗(くり)より)うまい」の意味を表すなどの類。
なだい‐かんばん【名題看板】
歌舞伎劇場の表看板の一つで、上演狂言の題名を記したもの。総表題を示し、上部に主要配役を絵組で表した大名題看板と、各幕の小題名を示した小名題看板とがある。
なまこ‐いた【海鼠板】
波形をした板。波形のスレート板や亜鉛鉄板。屋根・塀などに使う。波板。
なみ‐いた【波板】
⇒海鼠板(なまこいた)
なる‐いた【鳴板】
⇒見参(げんざん)の板
に‐の‐いた【二の板】
1 兜(かぶと)の錏(しころ)、鎧(よろい)の草摺(くさずり)、袖、栴檀(せんだん)の板などの、上から2枚目の板。 2 籠手(こて)の二の腕の表面に据える板。二の座盤(ざばん)。
にまい‐かんばん【二枚看板】
1 芝居などの興行で、中心となる二人の出演者。 2 人々の注意をひいたり、人気を集めたりするのに有効な二つの物事。「減税と行革とを—とする党」
ぬぐい‐いた【拭い板】
1 表面を削って滑らかに仕上げた板。 2 「塗り板1」に同じ。
ぬり‐いた【塗(り)板】
1 漆塗りの板。書いた文字をぬぐい消して何回でも使えるようにしたもの。ぬぐいいた。 2 黒板のこと。ぬりばん。
ねこ‐いた【猫板】
長火鉢の端の引き出し部分にのせる板。そこに猫がうずくまるところからいう。