うちいで‐の‐たち【打ち出での太刀】
金銀を打ち延ばして柄(つか)や鞘(さや)などを飾った太刀。一説に、新しく鍛え作った太刀とも。うちでのたち。「枕上に—置きたり」〈今昔・二五・四〉
かしこ【畏/恐/賢】
《形容詞「かしこい」の語幹から》 1 女性が手紙の終わりに添えるあいさつの語。かしく。男性の用いる「恐惶(きょうこう)謹言」などにあたる語。「あらあら—」 2 恐れ多いこと。もったいないこと。多...
こほ‐こほ
[副]《清濁については未詳》雷が鳴ったり物をたたいたり、また、咳(せき)をしたときなどの音を表す語。「舷(ふなばた)を—と打ちたたく音に」〈かげろふ・中〉 「—と、鳴る神よりもおどろおどろしく、...
さん‐じょう【三上】
《欧陽脩「帰田録」の「余、平生作る所の文章、多くは三上に在り。乃(すなは)ち馬上・枕上(ちんじゃう)・厠上(しじゃう)なり」から》文章を考えるのに最も都合がよいという三つの場面。馬に乗っていると...
しるし‐の‐みはこ【璽の御筥】
三種の神器の一つである神璽(しんじ)(八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま))を納めておく箱。また、その神璽。宝剣とともに清涼殿の夜御殿(よるのおとど)の御帳の中、天皇の枕上の二階棚の上に安置した。し...
ちん‐とう【枕頭】
まくらもと。枕上(ちんじょう)。「線香の煙—に渦巻き」〈康成・十六歳の日記〉
より・いる【寄り居る】
[動ア上一][文]より・ゐる[ワ上一] 1 物によりかかって座る。「頰杖(つらづゑ)つきてしばし—・ゐ給へり」〈落窪・一〉 2 近く寄り添って座る。「親しき者、老いたる母など枕上に—・ゐて」〈徒...