せんしょくたい‐いじょう【染色体異常】
染色体の、欠失・逆位・転座・重複などによる構造の変化や、染色体数の増減などの変異。また、それが原因で起こるダウン症候群などの病気。染色体突然変異。
せんしょくたい‐ちず【染色体地図】
染色体上における遺伝子の相対的位置を示した図。遺伝子地図。
せんしょくたい‐とつぜんへんい【染色体突然変異】
⇒染色体異常
せんしょく‐ぶんたい【染色分体】
細胞分裂の過程で複製された、同じ遺伝情報を持つ一対の構造体。セントロメアで結合し、1本の染色体を構成する。クロマチド。→姉妹染色分体
せんてんせい‐きんジストロフィー【先天性筋ジストロフィー】
出生時あるいは生後数か月以内に筋力や筋緊張の低下などの症状がみられる進行性筋ジストロフィーの総称。常染色体潜性遺伝をとり、男女ともに発症する。日本では福山型先天性筋ジストロフィーが最も多い。CM...
せんてんせい‐ひんもうしょう【先天性貧毛症】
生まれつき毛髪がまったくないか極端に少ない病気。いったん生えても、思春期に再び抜け落ちていく。遺伝子の異常による疾患で、第8染色体の特定部位の異常が原因であることが判明している。MUHH(Mar...
セントロメア【centromere】
染色体のほぼ中央にあるくびれた部分。→テロメア [補説]細胞分裂時に、紡錘体が結合するキネトコアと呼ばれる特殊な構造が形成される。
ゼット‐せんしょくたい【Z染色体】
W染色体と対をなす性染色体。雌に1本、雄に2本含まれる。
ゼットダブリュー‐がた【ZW型】
性染色体にZ・Wの2型あるもの。雌が異型で雄が同型の染色体をもち、雌雄それぞれ、ZWとZZで表される。両生類・爬虫類・鳥類・魚類の一部のほか、昆虫の鱗翅類に見られる。
そうどう‐いでんし【相同遺伝子】
1 減数分裂の時に対合する相同染色体上の遺伝子。 2 同一の祖先に由来し、同じ構造・機能を持つ遺伝子。