むなし・い【空しい/虚しい】
[形][文]むな・し[シク] 1 空虚である。内容がない。「—・い言葉」 2 無益である。むだである。かいがない。「—・く時が過ぎる」「奮闘—・く敗退する」 3 かりそめである。はかない。「—・...
むな‐もん【棟門】
本柱を2本立てて棟を高く上げ、屋根を切妻造りにした平入りの門。寺院の塔頭(たっちゅう)や公家の邸宅などに用いた。むねもん。むねかど。
むね【棟】
[名] 1 ㋐屋根の最も高い所。二つの屋根面が接合する部分。位置と構造により、大棟・降棟(くだりむね)・隅棟などとよぶ。 ㋑棟木(むなぎ)。 2 牛車(ぎっしゃ)の屋形の上に、前後に渡した木。...
むね‐かざり【棟飾り】
屋根の棟に取り付けた装飾。
むね‐はば【胸幅】
胸のはば。特に洋裁で、左右のそでのつけ根からつけ根までの間のはば。
ムハンマドごせい‐びょう【ムハンマド五世廟】
《Mausolée Mohammed Ⅴ》モロッコの首都ラバトにある霊廟。1971年に建造。国王だったムハンマド5世とともに、弟のムーレイ=アブダラーと息子のハッサン2世の石棺が安置されている。...
む‐みょう【無明】
《(梵)avidyāの訳》仏語。邪見・俗念に妨げられて真理を悟ることができない無知。最も根本的な煩悩で、十二因縁の第一、三惑の一とされる。
むみょうのちょう【無明の蝶】
出久根達郎の短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品集は平成2年(1990)の刊行。収録作のうち表題作と「猫じゃ猫じゃ」「四人め」「とろろ」の4作が、第104回直木賞の候補作となる。
むよう‐らん【無葉蘭】
ラン科の多年草。暖地の林内に生え、高さ約30センチ。地下の細長い根茎から地上茎が1〜3本出る。葉緑素はなく、葉は退化して鱗片(りんぺん)状。初夏、茎の先に香りのある白い花を数個つける。
むよ‐ねはん【無余涅槃】
仏語。煩悩を断ち、分別を離れ、肉体をも滅しつくした悟りの境地。生存の根源を残さない境地。⇔有余(うよ)涅槃。