わいな
[終助]《終助詞「わい」+終助詞「な」から。中世末ごろ以降の語》「わいの」に同じ。「忘るるひまはない—」〈浄・曽根崎〉
わか‐しゅ【若衆】
1 年若い者。若者。若い衆。 2 美少年。特に、男色の対象となる少年。ちご。「ほれた—と参会の夜」〈仮・犬枕〉 3 江戸時代、元服前の前髪姿の少年。「さもいつくしき女房たち、又は—も打ち交じり」...
わか‐だち【若立ち】
春、草木の切り株や根株から若芽の出ること。また、その若芽。わかばえ。ひこばえ。「年ははや月なみかけて越えにけりむべ摘みはへししばの—」〈山家集・下〉
わか‐ね【若根】
生えたばかりの根。若い根。
わか‐め【若布/和布/稚海藻】
チガイソ科の褐藻。外海の浅い所に生える。長さ約1メートルになり、暗褐色。外見は根・茎・葉に分かれ、葉は羽状に切れ込む。成熟すると茎の両側にひだ状の胞子葉ができ、めかぶ・みみとよばれる。古くから食...
わき【脇/腋/掖】
1 両腕の付け根のすぐ下の所。また、体側とひじとの間。わきのした。「本を—に抱える」 2 衣服で、1にあたる部分。「洋服の—を詰める」 3 (「傍」「側」とも書く)すぐそば。かたわら。「門の—に...
わき‐の‐した【脇の下/腋の下】
両腕の付け根の下側のくぼんだところ。腋窩(えきか)。わき。
わさび【山葵】
アブラナ科の多年草。日本特産。渓流の砂礫(されき)地に生える。根茎は太い円柱形で多数の葉の跡があり、緑色。根際から長い柄をもつ心臓形の葉が出る。春、高さ約30センチの茎を伸ばし、白い4弁花を総状...
わさび‐だいこん【山葵大根】
アブラナ科の多年草。根茎は太くて白く、ワサビに似た辛味とダイコンに似た香りがある。春に高さ約50センチの花茎を伸ばし、白い4弁花をつける。ヨーロッパの原産で、根茎をすりおろしてローストビーフなど...
わさび‐づけ【山葵漬(け)】
ワサビの葉・茎・根を刻んで、熟成した酒粕(さけかす)に漬けたもの。《季 春》