きゃく‐しき【格式】
1 律令を補足・修正するための法令。格(きゃく)と式。かくしき。「弘仁—」→格(きゃく) →式 2 ⇒かくしき(格式)1
こ【格】
1 障子の桟や格(ごう)天井などの骨組みのように、縦横に組んだもの。 2 階段やはしごなどの、足を掛けて上り下りするための横木。 3 碁盤・将棋盤の縦横に引いてある線。
こう【格/較】
〈格〉⇒かく 〈較〉⇒かく
こう‐ざま【格狭間/香狭間】
壇の羽目や台・露盤などの側面に彫り込んだ刳形(くりかた)の装飾。牙象(げじょう)。眼象(げんじょう)。
こう‐し【格子】
1 細い角材や竹などを、碁盤の目のように組み合わせて作った建具。戸・窓などに用いる。 2 寝殿造りの建具である蔀(しとみ)のこと。 3 「格子戸」の略。 4 「格子縞(じま)」の略。 5 ⇒グリ...
こうし‐あんごう【格子暗号】
公開鍵暗号の一。格子上の点を原点からの複数のベクトルの和で表すとき、意図的に格子をわずかに斜めにずらしてベクトルの和の誤差項を導き、この誤差に暗号文のデータを対応させて公開鍵とする。秘密鍵から公...
こうし‐いわい【格子祝ひ】
近世、大坂の遊里で、客のつかない遊女たちが、客がつくまじないとして近辺を散歩すること。「あんまり余所が賑(にぎ)やかさに、—に出ました」〈浄・重井筒〉
こうしかん‐げんし【格子間原子】
結晶格子内において配列の乱れの元となる、本来原子が無い格子間に割り込んだ原子。格子欠陥の一つ。侵入型原子。割り込み原子。
こうし‐ぐわ【格子鍬】
土を掘り起こす部分に透かし穴のある鍬。粘土などを耕すのに使用。
こうし‐けっかん【格子欠陥】
結晶格子内における配列の乱れ。格子点が一部欠けていたり、格子間の隙間に不純物原子が入り込んだりしたもの。