くわ‐しゃくとり【桑尺取】
クワエダシャクの幼虫。
くわじょう‐か【桑状果】
多数の花が密集した花序が成熟し、1個のように見える果実。桑やパイナップルなどにみられる。桑実果(そうじつか)。
くわ‐ぞめ【桑染(め)】
桑の樹皮の煮汁で薄黄色に染めること。また、その染めたものや色。
くわぞめ‐たび【桑染(め)足袋】
薄黄色に染めた木綿足袋。貞享・元禄(1684〜1704)ごろ、主に伊達者(だてしゃ)が用いた。
くわ‐ちゃ【桑茶】
桑の若葉を蒸したのち、天火(てんぴ)で乾燥して茶のように製したもの。また、その色。赤みがかった黄土色。
くわ‐つみ【桑摘み】
蚕(かいこ)を育てる桑の葉を摘み取ること。また、摘み取る人。《季 春》「青淵に—の娘(こ)の映り居り/虚子」
くわつみ‐うた【桑摘み歌】
民謡の一種で、桑摘みのときにうたう歌。《季 春》
くわな【桑名】
三重県北東部の市。もと本多氏、松平氏の城下町。伊勢湾に面し、七里の渡しの渡船場として発展。焼き蛤(はまぐり)・時雨蛤が名産。人口14.0万(2010)。
くわな‐し【桑名市】
⇒桑名
くわな‐ぼん【桑名盆】
三重県桑名市で作られる丸盆。黒漆塗りの地に色粉蒔絵(いろこまきえ)または朱漆で蕪菁(かぶら)の絵が描かれたもの。