ばいか‐ほう【梅花方】
梅の花の香りのする薫物(たきもの)。沈香(じんこう)・甲香・白檀香(びゃくだんこう)・丁子香(ちょうじこう)・麝香(じゃこう)などを練り合わせて製する。
ばいか‐も【梅花藻】
キンポウゲ科の多年草。沼などに生え、長さ約50センチ。葉は水中にあり、糸状に細く裂けている。夏、長い柄を伸ばし、水面上に梅に似た白い花を開く。岡山県では食用にし、宇多芹(うだぜり)とよぶ。うめばちも。
ばいけい‐そう【梅蕙草】
シュロソウ科の多年草。深山の湿地に自生し、高さ1〜1.5メートル。広楕円形の葉を互生。7月ごろ、白い6弁花を円錐状につける。根茎にアルカロイドを含み、農業用殺虫剤に使用。
ばい‐げつ【梅月】
陰暦4月、または5月の異称。
ばいこうがくいん‐だいがく【梅光学院大学】
山口県下関市にある私立大学。昭和42年(1967)の開学。
ばい‐し【梅子】
梅の果実。
ばいしょうろん【梅松論】
南北朝時代の史書。2巻。著者未詳。正平4=貞和5年(1349)ごろの成立。北条氏の執権時代から南北朝の動乱を経て足利氏が天下を制するまでを、足利側の立場から述べる。
ばい‐てん【梅天】
梅雨時の空。つゆぞら。《季 夏》
ばい‐どく【梅毒/黴毒】
代表的な性病。病原体はトレポネマ‐パリズムで、主に性行為により感染し、母親から胎児に感染することもある。約3週間の潜伏期を経て発病し、陰部にしこり・潰瘍(かいよう)ができる(第1期)。3か月ほど...
ばい‐にく【梅肉】
梅干しの種子を取り除いた果肉。すりつぶし、あえ物などに用いる。