すみ‐か【住み処/住(み)家/棲(み)家/栖】
1 住んでいる所。住まい。「—を移す」 2 好ましくないものの住む所。「鬼の—」
すみ‐わけ【棲み分け】
1 生活様式のほぼ等しい異種の生物群が、生活空間や生活時間・時期を分け、競争を回避しながら共存する現象。ヤマメが下流に、イワナが上流にすむ例など。 2 銀行と消費者金融、トラック輸送と鉄道輸送と...
すみ‐わけ・る【棲み分ける】
[動カ下一][文]すみわ・く[カ下二]棲み分けがなされている。「多種の昆虫類が—・ている」→棲み分け
す・む【住む/棲む/栖む】
[動マ五(四)] 1 家や場所をきめて、常にそこで生活する。居住する。「空気のよい所に—・みたい」「—・む家もない」 2 ある領域に身を置く。生きている。「我々とは別世界に—・んでいる人」 3 ...
せい【棲】
[人名用漢字] [音]セイ(漢) [訓]すむ 1 ねぐらに宿る。動物や人がすむ。「棲息/隠棲・山棲・水棲・同棲・幽棲・陸棲・両棲類」 2 安らかに暮らす。「棲遅」 [補説]「生」を代用字とするこ...
せいか‐じ【棲霞寺】
中国、南京(ナンキン)の北東の摂山にある古刹(こさつ)。南北朝時代、南斉の明僧紹の創建。大理石の大舎利塔は南唐のもの。寺の後方の千仏嶺には、南斉・梁(りょう)時代以来の仏龕(ぶつがん)が多数ある。
せい‐そく【生息/棲息/栖息】
[名](スル) 1 ある場所にすむこと。多く動物についていう。「アフリカの草原に—する動物」「魚類の—区域」 2 (生息)生活すること。生存。「都会に—する」「—場所」
せい‐ち【棲遅/栖遅】
[名](スル)ゆっくりと心静かに住むこと。世俗を離れて田園に住むこと。また、そのような人の家。「以前から別荘にしてあった世田ヶ谷の廃屋に—した」〈荷風・つゆのあとさき〉
せいほう‐ろう【栖鳳楼/棲鳳楼】
平安京大内裏の八省院の四楼の一。応天門の東廊南出部分の端にあり、西の翔鸞楼(しょうらんろう)に対する。
せいろう‐ぶね【井楼船/棲楼船】
戦国時代の軍船の一。大型船の胴の上に井楼を立て、そこから敵陣を偵察したり矢を放つようにしたもの。