しん‐し【参差】
[ト・タル][文][形動タリ]互いに入りまじるさま。また、高低・長短などがあって、ふぞろいなさま。「楓と松が—と枝をさしかわしながら」〈谷崎・少将滋幹の母〉 「ありとあらゆる様式の建築物が…、—...
そう‐ふう【霜楓】
霜がかかって紅葉した楓(かえで)。
つき‐ひと【月人】
月を擬人化していう語。月人男。「黄葉(もみち)する時になるらし—の楓(かつら)の枝の色付く見れば」〈万・二二〇二〉
つだ【津田】
姓氏の一。 [補説]「津田」姓の人物津田梅子(つだうめこ)津田監物(つだけんもつ)津田助直(つだすけなお)津田助広(つだすけひろ)津田青楓(つだせいふう)津田左右吉(つだそうきち)津田宗及(つだ...
てぐす‐さん【天蚕糸蚕】
1 ヤママユガ科の昆虫。翅(はね)の開張9〜12センチ、全体に淡褐色。幼虫はフウ・クスノキなどの葉を食う。幼虫の絹糸腺からてぐすをとるため、飼育された。中国大陸南部・海南島などに分布。楓蚕(ふう...
と‐しば【鳥柴】
鷹狩りの獲物を人に贈るとき、その鳥を結びつけた木。初めは柴につけたが、のち季節に応じて松・梅・桜・楓(かえで)などの枝を用いた。鳥付け柴。とりしば。
な‐の‐き【名の木】
1 すぐれた香木。特に伽羅(きゃら)をさす。めいぼく。「灯の影かすかに—の匂ひほのかにして」〈浮・万金丹・五〉 2 俳諧で、楓(かえで)・柳など、名の知られた木。
にか‐かい【二科会】
美術団体。大正3年(1914)文展洋画部に第二科設置を建議していれられなかった石井柏亭(いしいはくてい)・津田青楓(つだせいふう)らが創設。昭和19年(1944)戦争のため一時解散。戦後、東郷青...
はうちわ‐かえで【羽団扇楓】
ムクロジ科の落葉高木。本州中部以北の山地に自生。葉は円形で9〜11に浅く裂けていて、縁にぎざぎざがある。春、新葉とともに暗紅色の花をつける。名月楓(めいげつかえで)。
びく‐しゃく
[副]じたばた抵抗するさま。「たった今返すか。但し—するか」〈伎・四天王楓江戸粧〉