へんけい‐どうぶつ【扁形動物】
動物界の一門。体は背腹に扁平で楕円形または細長く、左右相称をなし、体節構造はない。体表は繊毛またはクチクラで覆われる。循環器・呼吸器・骨格を欠き、多くは肛門もない。渦虫(うずむし)類・吸虫類・条...
へん‐せい【変性】
[名](スル) 1 性質などが変わること。また、その変わった性質。「倫理の情は度々の経験を積んで—せる私利心なり」〈田口・日本開化小史〉 2 たんぱく質のアミノ酸配列はそのままで、立体構造が変化...
へんま‐がん【片麻岩】
変成岩の一。広域変成作用でできた、粗い縞(しま)状構造をもつ岩石。鉱物組成は花崗岩(かこうがん)に似たものが多く、石英・長石・雲母・角閃石などからなる。
へん‐り【片理】
針状・柱状や板状の鉱物が一定方向に配列する岩石の構造。結晶片岩に特徴的にみられ、岩石は薄く平行に割れやすい。片状構造。
ベシクル【vesicle】
水中で親水性と疎水性をもち合わせる両親媒性分子が隙間なく並び、脂質二重層を形成した袋状の自己集合体。生体膜と同じ構造をとる。
ベスタ【Vesta】
小惑星の一。1807年にドイツのオルバースにより発見。名称はローマ神話の女神ウェスタに由来し、ガウスにより命名された。直径538キロメートル。軌道長半径は2.4天文単位。公転周期は約3.6年。表...
ベッカーがた‐きんジストロフィー【ベッカー型筋ジストロフィー】
X染色体上にあるジストロフィン遺伝子の異常により発症する進行性筋ジストロフィーの一つ。筋細胞の構造を保つ役割を担うジストロフィンに異常または産生量の減少がみられる。ジストロフィンがまったく合成さ...
べっぷしまばら‐ちこうたい【別府島原地溝帯】
別府湾から島原半島にかけて、九州中部を東西に横断する溝状の構造。全長約200キロメートル、幅20〜30キロメートル。九重山・阿蘇山・雲仙岳などの活火山や正断層型の活断層が多数分布し、火山・地震活...
べんしょう‐ほう【弁証法】
《(ギリシャ)dialektikē/(ドイツ)Dialektik》対話・弁論の技術の意。ソクラテスやプラトンでは、事物の本質を概念的に把握するための方法とされ、アリストテレスでは、真の命題からの...
べんしょうほうてきりせいひはん【弁証法的理性批判】
《原題、(フランス)Critique de la Raison Dialectique》サルトルの哲学的著作。1960年刊。マルクス主義を肯定しつつ、そこに構造的・歴史的人間学を取り込むことの必...