そでもぎ‐さん【袖もぎ様】
その前で転んだときは、着物の片袖をもぎとって置いてこないと災難にあうとされる、路傍の神。中国・四国地方に多い。
そなた‐ざま【其方様】
そちらのほう。「今日はなほ桂殿にとて、—におはしましぬ」〈源・松風〉
そのかた‐さま【其の方様】
その方面に関係のある人。その身内の人。「—かと覚えたる男女」〈太平記・三〉
その‐よう【其の様】
[形動][文][ナリ]そういうふう。そのとおり。そんな。さよう。「—な話は聞いていない」
そば‐ざま【側方/側様】
[名・形動ナリ] 1 かたわらの方。側面。「この童、鼻をひんとて、—に向きて鼻をひるほどに」〈宇治拾遺・二〉 2 正義や道理に背きはずれること。また、そのさま。「されば—なるわろき心得なり」〈蓮...
そむき‐ざま【背き様/背き状】
[形動ナリ]裏表が反対であるさま。「ゆだけの片の身を縫ひつるが、—なるを見つけで」〈枕・九五〉
そめ‐もよう【染(め)模様】
地と違う色で染め出した模様。
そら‐ざま【空様/空方】
1 空の方向。上の方。上向き。「馬は、…首を—につとあげると」〈芥川・偸盗〉 2 あおむけ。「女は身を—に、両手に握った手綱をうんと控えた」〈漱石・夢十夜〉
そら‐もよう【空模様】
1 空のようす。天候のぐあい。「雨になりそうな—」 2 事の成り行き。情勢。「険悪な—」
それ‐さま【其れ様】
[代] 1 二人称の人代名詞。多く女子が、尊敬・敬愛の気持ちを込めて用いる。あなたさま。「さだめて—たちも、話に聞いてゐやり申すだんべいが」〈滑・膝栗毛・二〉 2 三人称の人代名詞。あのかた。「...