けん‐か【権家】
権勢のある家。権門。勢家。
けん‐かん【権官】
1 権勢のある官職。また、その官職にある人。 2 「兼官」に同じ。
けん‐しん【権臣】
権勢・権力をもった臣下。
けん‐ぺい【権柄】
[名・形動] 1 政治上の実権。他を支配する権力。権勢。「—を執る」「—をふるう」 2 権勢をもって人をおさえつけること。権力を笠に着て横柄に振る舞うこと。また、そのさま。「可恐(おそろ)しく—...
けんぺい‐まなこ【権柄眼】
権勢に任せて、人をおさえつけるような目つき。横柄な目つき。「御膝元に人を見下(おろ)す—」〈浄・忠臣蔵〉
けん‐り【権利】
1 ある物事を自分の意志によって自由に行ったり、他人に要求したりすることのできる資格・能力。「邪魔する—は誰にもない」「当然の—」「—を主張する」⇔義務。 2 一定の利益を自分のために主張し、ま...
こう‐け【高家/豪家】
1 格式の高い家。由緒正しい家柄。また、権勢のある家柄。名門。摂関家や武家の名族をいう。 2 後ろだてとする権勢。また、その権勢を借りていばること。「大将殿をぞ—には思ひ聞こゆらむ」〈源・葵〉 ...
こうけ‐がま・し【高家がまし/豪家がまし】
[形シク]《「ごうけがまし」とも》権勢をかさに着るさま。権柄ずくである。「かこちかかりて—・しく申して、むつかしく侍るなり」〈山家集・下・詞書〉
後塵(こうじん)を拝(はい)・する
1 地位・権勢のある人をうらやましく思う。 2 すぐれた人物につき従う。 3 他人に先んじられる。人の下風に立つ。「小生必ずしも…大人の—・するとは限らず」〈百閒・百鬼園随筆〉
こうふく‐じ【興福寺】
奈良市登大路町にある法相(ほっそう)宗の大本山。藤原氏の氏寺。南都七大寺の一。開創は7世紀中ごろ、藤原鎌足の死後、妻の鏡王女(かがみのおおきみ)が山城に建てた山階(やましな)寺に始まると伝えられ...